【EP ‘SIE LIEBT DICH’】
‘KOMM, GIB MIR DEINE HAND’と‘SIE LIEBT DICH’。それぞれ、
‘I Want To Hold Your Hand’と‘She Loves You ’のドイツ語ヴァ
ージョンです。
‘She Loves You ’は、2トラックの機材で、‘I Want To Hold
Your Hand ’は、4トラックの機材でレコーディングされました。両
者のドイツ語ヴァージョンのレコーディングは、いささか事情が異な
っていました。‘I Want To Hold Your Hand’のベーシック・トラッ
クがヴォーカル・トラックと分離され、かつマスター・テープも保管
されていた(当然!)ので、ヴォーカルと手拍子のみ録り直したのに
対し、‘She Loves You ’はマスター・テープの紛失という「事件」
が発生したため、ヴォーカルを分離させることができず、すべての音
を録り直したのです。
好みにもよりますが、演奏についてあなたは‘SIE LIEBT DICH’と
‘She Loves You ’とで甲乙をつけるとすればどのようになりますか。
録音技術の点で、ドイツ語ヴァージョンのほうが分離度が優れており
すべての音がよく聴こえるので、「‘SIE LIEBT DICH’に一票!」と
いう方が多いようです。しかしわたしは、「‘She Loves You ’に一
票」です。テンポといい、リズムギターのストロークの確からしさ等
‘She Loves You ’の演奏のほうがヘビーで好きです。ドイツ語ヴァ
ージョンもよいのですが、なんとなく「軽く流している」感じがする
のです。
感じ方は、人それぞれですよ・・ね・・・。
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尋常じゃないテンション。
それにはもうひとつ事情があったとエメリック氏も書き残してますが。
でも何より、あの曲がビートルズサウンズの最大のブレイクスルーで、それをつくった瞬間の熱気と気持ちの高まりがあの名演奏になったのでは。
二度目の別バージョンではやや冷めてますよね。
>二度目の別バージョンではやや冷めてますよね。
やはり「余裕」「自信」の表れなのでしょうか。(^^;
エメリックさん。B面のほうの評価は厳しいですね。