【1966年の全米ツアーより】
‘Baby's In Black ’。“BEATLES FOR SALE”に収録され、1965年
から1966年のツアーで演奏されていました。この曲、一曲をとおして
ジョンとポールがヴォーカルを分け合う数少ない曲のひとつなのです。
1本のマイクに顔を寄せ合い熱唱するジョンとポールの姿は、この
曲のライヴにおける魅力です。そのシルエットは、「これしかない」
絶品ものでしょう。なぜ絵になるのでしょうか。
それは、「シンメトリック」だと思います。1本のマイクを中心に
左利きのポールのベースのネックが客席から見て左方向に、右利きの
ジョンのギターのネックが同じく右方向に美しく伸びているのです。
同じシルエットは‘Ticket To Ride’でも見られますが、一貫した
ハーモニーの美しさという点で‘Baby's In Black ’に対して1票を
入れてしまうのです。
CDを聴きながら、ジョンとポールの2声に、畏れ多くもわたしは
低音部をプラスし「共演」しますが、この曲は2声のハーモニーだけ
で十分。普通は2声より3声のほうが、重厚感が出てくるものですが
この曲は「いたずらに音を厚くしても意味がない」ことを十分に証明
してくれるのです。
※余談
途中“Oh, What can I Do ’の“Do”箇所で、ジョンの「E」音と
ポールの「A」音のハーモニーになりますが、ジョンの「E」音が
フラット気味になるのはご愛嬌ですね。でもこれがハマってしまう
から不思議!
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後、3コーラスだけど"This Boy"も好きだなぁ。女の子じゃなくてもしびれる。。。
彼らは一つのマイクで歌う事が好きだったみたいですね。
‘This Boy’!
そうでした。この曲を忘れてはいけませんね。
それで思い出したのですが
‘Yes It Is’のライヴ・パフォーマンスを
一度でよいから観てみたかったです。
もちろん、一本のマイクで・・・♪