【幻のALBUM 『ザ・ベスト・オブ・ザ・ビートルズ』】
※上記画像は「らば~そうる」の妄想を含む個人的創作物です。
#1023の記事で、ビートルズの来日を記念して発売されたアル
バム『ステレオ!』シリーズをUK盤との比較をしながらお話させて
いただきました
『ステレオ!』シリーズが発売された1966年の9月以降、ビートル
ズがいっときグループ活動をせず、個人で思い思いの活動をしていた
時期がありました。例年ですとクリスマス商戦に合わせ、“NEW LP”
をリリースしていたのですが、その年は代わりとして「ベスト・オブ」
的なコーピレーション・アルバム“OLDIES”をリリースしました。
ビートルズの「ベスト・オブ」的なアルバムの中で代表的なのは、
『赤盤』『青盤』でしょう。いわゆる企画もののひとつですが、この
「ベスト・オブ」的なアルバムの企画は、日本でも“OLDIES”から遡
ること2年も前に既に存在していたのです。
幻のOP7177
東芝は、1964年の末『ベスト・オブ・ザ・ビートルズ』をリリース
する計画を企て、レコード№まで決定していました。しかし、結局は
英EMIからクレームが出されたために、発売が中止されてしまいま
した。その選曲を見てみましょう。
『OP7177』
A面
1.抱きしめたい
2.プリーズ・プリーズ・ミー
3.ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア!
4.プリーズ・ミスター・ポストマン
5.ラヴ・ミー・ドゥ
6.ロール・オーバー・ベートヴェン
7.オール・マイ・ラヴィング
8.アイ・ソウ・ハー・スタンディング・ゼア
B面
1.ツイスト・アンド・シャウト
2.恋する二人
3.シー・ラヴス・ユー
4.キャント・バイ・ミー・ラヴ
5.アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン
6.のっぽのサリー
7.ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット
8.P.S.アイ・ラヴ・ユー
いかがでしょうか。それにしても、初めて紹介された年にもうこの
ような「ベスト・アルバム」が企画されたということは驚くべきこと
ですね。選曲を眺めてみると、その時における日本のファンのニーズ
を反映させたものなのでしょう。この曲順で編集し、お聴きになって
みてください。すると、「わたしならこうする」という「企画案」が
ふつふつと芽生えてくることでしょう。そこで『らば~そうるが選ぶ
1964年 9月までのベスト』をご紹介いたします。条件は「デビュー曲
から3枚目のアルバム“A HARD DAY'S NIGHT”までにリリースされた
楽曲の範囲で選定する」ことです。
『らば~そうるが選ぶ1964年 9月までのベスト』
A面
1.抱きしめたい
2.オール・マイ・ラヴィング
3.プリーズ・プリーズ・ミー
4.フロム・ミー・トゥ・ユー
5.ロール・オーバー・ベートーヴェン
6.アスク・ミー・ホワイ
7.シー・ラヴス・ユー
8.のっぽのサリー
B面
1.アイ・ソウ・ハー・スタンディング・ゼア
2.ユー・キャント・ドゥ・ザット
3.キャント・バイ・ミー・ラヴ
4.ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア!
5.アンド・アイ・ラヴ・ハー
6.マッチボックス
7.ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット
8.ツイスト・アンド・シャウト
いかがでしょうか。選曲や配列の理由は、長くなるので割愛いたし
ます。個人的な好みですと、これとはまた違った選曲になるのですが
「一般的にウケる曲」と思われる曲を考えてみました。とは言っても
理由をいっさい述べないままではわかりにくいと思いますので、配慮
した点を簡単に列記させていただきます。
1.A面・B面各々をコンサートを意識した曲順とする。
2.4人の「らしさ」が強く出ている曲を選択する。
3.曲想の偏りが無いように選曲する。
あなたも「ディレクター」気分で、企画にチャレンジを!
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編集盤がリリースされ、16曲入りの内容に
「おっ、通常のアルバムより収録曲が多いな。」と思ったのが
思い出されます。
同時リリースの「ザ・ビートルズ・ビート」が12曲入りだったので
余計にお買得感を感じたものです。
さて16曲の内容は商業的にも成功しそうな収録曲と解します。
この選曲は2008年8月に行ったわけですが、
仮に1964年9月の“現在進行形”時点で16曲の
選曲を行なったら異なる内容になるかも!?
(小生の場合はたぶん異なる内容になりそうです。)
そうなんですよね。
213 曲を知り尽くしてのことですから。
もしも1964年にリアルタイムで彼らと接していたら・・・
経験してみたいことではあります。