らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1172.ビートルズ・IN JAPAN 1966.07.01 DAYTIME(3)

2009-01-20 | 12.THE BEATLES
 

CHAPTER 3 ヘビーな演奏

 ジョンが頭をかきながら

 ありがとう。みなさん。

と言った。そしてお得意の意味無しフレーズ。両手を大きく回し聴衆
を煽る。予想よりもおとなしい反応を敏感に感じ取ったのか、抑え目
の声で

 1965年にシングルで発売された「デイ・トリッパー」です。

 DAY TRIPPER

 通常より1小節遅い歌いだしは、意図的なものだろうか。それとも
リハーサル不足によるものだろうか。リンゴの苦笑いの表情がとても
印象的だ。ライヴならではの「ヘビーな」パフォーマンス。間奏も言
葉を選ぶならば「長閑」だ。リンゴの表情がまた険しくなった。

 BABY’S IN BLACK

 右側の1本のマイクをジョンとポールが囲み、「最強の二重唱」を
披露している。ジョージは左後方で顔をあげずにひたすらサポートに
徹している。リンゴはさらに気分が悪そうにしているが、間奏で3人
がワルツに合わせステップを踏んでいるのを見て、口元が緩んだ。

 ポールが手短に

 ありがとう、みなさん。

とお礼を述べマイクから遠ざかると、ジョージが分かりやすい口調で

 次の曲は「アイ・フィール・ファイン」です。

 I FEEL FINE

 コメントが終わらないうちに、ジョンがポコポコした音でイントロ
のリフを弾き始めた。ジョンのヴォーカルとその合い間を埋め尽くす
あのリフ。ジョージのリフとのコンビネーション。やはりよく考えら
れている。リンゴはレコードでの複雑なリズムではなくリズムキープ
のためなのか、やや省略したドラミングである。

 曲が終わると、前曲に続きまたもジョージがMC。さて次は・・・。

                            つづく



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2 Comments

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1966年のコンサート (らば~そうる)
2009-02-02 01:18:50
to:unknownさん

>読んでいて面白いです。。^^

ありがとうございます♪
直前のミュンヘンや直後のマニラでは
どのような構成だったのでしょうか?

音源が欲しい!
と願っています。

返信する
ほんとだ。。 (Unknown)
2009-01-30 18:08:46
DAY TRIPPERの歌いだしが遅いですね!気がつかなかった。。
30日も1日も同じなことを考えると意図的だったのでしょうか。。。

ポールのベースラインも
It took me so long to find out, and I found out・・・のこころも手抜き?でしょうか^^;コードラインだけ刻んでるような。。。

たまーにコメントさせていただいてますが
読んでいて面白いです。。^^
返信する

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