CHAPTER 3 ヘビーな演奏
ジョンが頭をかきながら
ありがとう。みなさん。
と言った。そしてお得意の意味無しフレーズ。両手を大きく回し聴衆
を煽る。予想よりもおとなしい反応を敏感に感じ取ったのか、抑え目
の声で
1965年にシングルで発売された「デイ・トリッパー」です。
DAY TRIPPER
通常より1小節遅い歌いだしは、意図的なものだろうか。それとも
リハーサル不足によるものだろうか。リンゴの苦笑いの表情がとても
印象的だ。ライヴならではの「ヘビーな」パフォーマンス。間奏も言
葉を選ぶならば「長閑」だ。リンゴの表情がまた険しくなった。
BABY’S IN BLACK
右側の1本のマイクをジョンとポールが囲み、「最強の二重唱」を
披露している。ジョージは左後方で顔をあげずにひたすらサポートに
徹している。リンゴはさらに気分が悪そうにしているが、間奏で3人
がワルツに合わせステップを踏んでいるのを見て、口元が緩んだ。
ポールが手短に
ありがとう、みなさん。
とお礼を述べマイクから遠ざかると、ジョージが分かりやすい口調で
次の曲は「アイ・フィール・ファイン」です。
I FEEL FINE
コメントが終わらないうちに、ジョンがポコポコした音でイントロ
のリフを弾き始めた。ジョンのヴォーカルとその合い間を埋め尽くす
あのリフ。ジョージのリフとのコンビネーション。やはりよく考えら
れている。リンゴはレコードでの複雑なリズムではなくリズムキープ
のためなのか、やや省略したドラミングである。
曲が終わると、前曲に続きまたもジョージがMC。さて次は・・・。
つづく
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>読んでいて面白いです。。^^
ありがとうございます♪
直前のミュンヘンや直後のマニラでは
どのような構成だったのでしょうか?
音源が欲しい!
と願っています。
30日も1日も同じなことを考えると意図的だったのでしょうか。。。
ポールのベースラインも
It took me so long to find out, and I found out・・・のこころも手抜き?でしょうか^^;コードラインだけ刻んでるような。。。
たまーにコメントさせていただいてますが
読んでいて面白いです。。^^