雑誌やSNSでよく目にするこの写真。
アマン京都のダイニング
「ザ・リビングパビリオン」です。
私は最初「リビングパビリオン」と聞いて
ここは宿泊者専用のラウンジ的な場所かと思っていたのですが
まったく違っていて、宿泊者だけでなく
外来者も利用できるレストランでした。
アフタヌーンティーも、ここで。
ちなみに、アマン京都には
ラウンジもライブラリーもジムもプールもありません。
ここはアマネムと比べると、断然劣る部分です。
こんな広い敷地なんですから、温泉施設だけでなく
客室以外でも過ごせる場所があればいいのなぁ~と切に思います。
小さなプールでもあれば子供さんも楽しめるのに。
ちなみに食事やお茶だけの外来者の方は
お庭の散策は出来ないそうです。
さて、夜の「ザ・リビングパビリオン」です。
私は「Stay and Dine」という
1泊2食のプランを予約したので
夜はここでコースのディナーが食べられます。
アマネムの夜ご飯がとても良かったので
アマン京都はどんな内容なのか楽しみでした。
和(メニュー左)と洋(メニュー右)のどちらかを選択。
「洋」を食べた方の辛口の口コミが結構多かったので
「和」を選んだのですが・・・
最初は京都のお漬物が9種類。
お代わりもできます。
前菜は「おばんざい」4種。
「和」にしたのは自分なので文句は言えませんが・・・
アマンで「大根の煮物」や「ほうれん草のお浸し」を
正直、食べたくなかった。
町の中の定食屋さんで食べてるみたいな?!
全部自分でも作れちゃうやん。
次に出てきたのは「湯豆腐」
今日、お昼に南禅寺で食べたばかり。
スタッフさんが重々しく御給仕して下さいますが
とても美味しいお豆腐でしたが
これも夕食にアマンで食べるのには
物足りなさが否めない。
その後は、小丼ぶりのちらし寿司。
これは美味しくいただきました。
その後はメインディッシュ。
「魚」か「肉」か、どちらかをチョイス。
「え?両方食べられないの?」が正直な感想。
最後に出てきた、この抹茶パフェは
文句無しに美味しかった。
なんでしょう・・・この満たされない感は。
アマンだからと期待が大き過ぎたのか
アマン京都で「和食」を選んだ私が悪いのか
外国人の方は喜ばれる内容かもしれませんが
私は物足りなかったですねぇー
これで計算すると1人16000円ぐらいのディナーになります。
メニューがボケっちゃってますが
アラカルトで自分の食べたいモノを選んだ方が
良かったかも。
あと、正門を入ったすぐの所に「鷹庵」という
和食だけのレストランもあります。
1泊2食のプランでは
「鷹庵」は選べませんが
和食でしたら、そちらで食べた方が
満足感が高いかもです。
もちろん「鷹庵」はかなりお値段が張りますが。
そんなこんなで
夜はやや残念でしたが
朝食はどうだったでしょうか?
場所は同じ「ザ・リビングパビリオン」で。
夜は時間を予約しましたが
朝は予約無しでOKでした。
お庭を見ながら・・・気持ちの良いロケーションです。
もう少し暖かくなったら外席もいいでしょうね。
朝食も「和」と「洋」から。
和朝食がとても評判が良いので
和食を選ぼうかと思いましたが
お隣の方をチラ見したら
「煮物」も「湯豆腐」も昨夜のメニューと
かぶっていたので
結局、洋に。
ジュースは4種類の中から選べましたが
私が牛乳とオレンジと迷っていたのを
会話から察して下さって
牛乳を飲み終わると、すぐにオレンジジュースを
持って来て下さり、心使いが嬉しかったですね。
パンは食パン、クロワッサン、デニッシュ系2種類。
ジャムも甘すぎず、素材の味がしてとても美味しかったです。
卵料理は、オムレツとエッグベネディクトを。
驚くほど大きなサイズでビックリしました。
ただ生サラダが全く無く残念でした。
アマネムはいろんな種類の生野菜が
ワゴンでテーブルまで運ばれてきて
好きなだけお皿に盛りつけて下さり
それがとても美味しく印象深かったので。
1泊朝食付きプランにすると
素泊まりより1人4000円アップになります。(税抜)
メニューを見ると「和」も「洋」も
4000円以上するので
ダイニングで朝食を食べようと思われているのでしたら
朝食付きプランにした方がお得です。
夕食のコースは正直がっかりだったので
1泊2食プランは避けて
1泊素泊まりか
1泊朝食プランにして
夜は「鷹庵」を利用するか
「リビングパビリオン」でアラカルトにされるか
お金はいくらでも出せるわ~って方でしたら
「お任せ」にされてもいいかもです。
あとは、お隣の「しょうざんリゾート」の中にも
和食や中華のレストランがあり歩いて行けるので
そちらを利用するのもアリかと。
もちろん京都の町まで出られて
お好きなお店で食べられても良いでしょうね。
さて・・・最後はアマン京都の感想です。
もちろん素晴らしい施設でしたが
始めてアマネムに泊まった時のような
感動は、残念ながらありませんでした。
アマン常連の富裕層の方が
「アマンはスタッフやホテルに対して
色々と要求しない人にとっては
単なる高いだけのホテルになるが
口は出すけど金も出すという人には
とても良いホテルだ」と言われていました。
私は間違いなく前者の方で
1泊2食で93000円「も」出したという
自分の価値観の中で
いろいろ足りないと思う部分や
自分の想定外の事があるとどうしても
不満に思えてしまうんですよね。
値段が高いと、こちらも
求めるものが大きすぎてしまう・・・というか。
「口も出すけど金も出す」という
お金に糸目をつけない後者の方は
こと料理に関していえば
事前に自分の好みや
食べたい食材、味付けなど
伝えておけば、それに見合った
満足いく料理が出てくるんでしょう。
そんなところがアマンは
普通の宿とは
違うところなんだと思います。
ただスタッフさんは本当に素晴らしく
いつも笑顔で、気遣いが半端なく
恐縮する場面が何度もありました。
ホテルっていろんなお客様がいて
それぞれに要望も価値観も違うでしょうから
マニュアル通りに回せない部分が
とても多いと思うのですが
その場その場で臨機応変に対応して下さるのは
やはりアマンは他のホテルとは
一線を画している思いました。
私のブログ友達の方から聞いた話ですが
世界中のアマンに何か所も行かれている
その方のお知り合いが
ベトナムのアマンに2ヶ所行かれたそうで
もちろんその時もアマンの良さを充分に感じられたそうですが
その後で泊まったハノイのホテルが
ホテル自体も、スタッフさんも素晴らしく
そのホテルの料金はアマンの4分の1だったそうで
色々と考えされたとおっしゃっていた・・と。
それを聞いて
私はまだアマン初心者なので
アマン=神!
みたいに思っていて
なんでもかんでも良く思えてしまう
違う意味の「アマンマジック」に
掛かっている?いた?のかもしれないです。
そんないろいろと感じたり
期待したりできるところも
「アマン」はやはり特別なお宿だからでしょう。
そういえば、アマン京都のすぐお隣に
来年秋、ヒルトンのラグジュアリーブランド
「LXRホテルズ&リゾーツ」が開業するそうです。
写真を見る限り、素敵そう!
それともう1つ
京都のお隣の奈良には
私好みの宿が全く無かったのですが
4月に「JWマリオット奈良」
6月に「ふふ奈良」が開業します。
京都といえば・・・
新型コロナウィルスのせいで?お陰で?
京都の「フォーシーズンズ」
「パークハイアット」「リッツカールトン」の
高級ホテルの宿泊料がずいぶん安くなってますね。
一休からタイムセールやシークレットセールの
お知らせが頻繁に届き
見てみたら、2月の3連休なのに
フォーシーズンズが平日と同料金でしたし
開業したばかりのパークハイアットが
3万ちょっとでした。
あと・・・
時間によってどんどん宿泊料金が上下していますが
「agoda」は結構どこよりも安いです。
人間の性格は2つに分かれるようで
友人が明日から旅行に行くんですが
それを聞いた一緒にいた他の友人たちが
「よくこんな大変な時期に旅行へ行くわね」派と
「今なら空いてるし、こうなったらどこに居ても同じだから
全然行けばいいと思うよ」派の
真っ二つでした。笑
さぁ、あなたはどっち??
私は・・・・パークハイアットの値段を見て
「安い!」と思いながらも
コロナが頭をかすめ
ポチっと押せない小心者です。