蝦夷犬(エゾイヌ)

奥羽越列藩同盟の東北北海道さらに新潟県をテーマとして、地域の新聞から記事を選び、勝手なことを書きたいと思う。

ジビエ料理 ペットにも 鹿肉原料 猟師の収入アップ

2023-07-30 14:27:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
令和5年7月30日 23/26

岩手県大槌町で、鹿肉をペット用に加工して販売しようとしている。
ジビエは、よほど計画的に行わないと、需給バランスが取れずに赤字になる場合がほとんどのように思う。
あるいは害獣処理として、程々の収入になり、鉄砲の弾代になっているから無理をする必要が無い?
そうなのかもしれない。
当事者ではないので、現実に即した議論を進められない。

一時期、相当数の犬を飼育していた。
一部の犬たちに、馬の肋骨の柔らかい部分や牛の皮を毛がついているままに大きな鍋で煮て食べさせていた。
脂肪などを意識的に多く処理して食べさせてみると、被毛は光輝くような素晴らしい状態になって、犬自体の美しさが際立つような、実に良い健康体を維持できた。

従って、ジャーキーなどに加工して食べさせようと言うのは、考え方として正しいと思う。
しかし、問題は価格である。
ブリーダーなどが使用するドッグフードは15-20kgの袋を数日で使用してしまう。
それでなくても、多頭飼育は感染症防止や、もろもろの経費もあって、いかにすれば採算点を下げて、理想に近づいた食生活を維持できるかの戦いでもある。
ジビエでなくても同様の栄養価を得る食材は幾らでも入手出来る。
ジャーキー70g 1190-1380円
缶詰 80g 660円
上記価格では、ものすごい高級品である。
缶詰ひとつで小型犬だったら、ほかのエサだと2週間は楽勝。
缶詰を購入するメリットが無い。
ましてやジャーキーは検討対象にもならない。
需要が無い製品を作ってどうしたいのか?
正しく机上の論理、武士の商法。

自社製品を作る意味は何がある?
最低限の処理で、ドッグフードの生産をしている企業に出して、その企業に魅力あると思ってもらえる理由があるのだろうか?
儲けようと考えてはならない。
捨てる部分を処理して販売できただけでプラスになるように意識改革するべきだろう。
ダメダメな発想は、珍しいものを作って販売するのだから、儲かるハズ?
残念ですね。
諸外国では、まだまだコストオブペイの商品は、山のように溢れている。
例えば、カンガルー肉、缶詰、として検索して、価格競争が可能なのか、確かめてみられたい。

近年の武士の商法の発想に依る商品開発が、簡単に出来てしまうのが問題だと思う。
なぜ、大手のドッグフードメーカーが商品開発していないのかを、真剣に考えて欲しい。
自己都合の儲かるハズ、は決して儲からない。
新製品は、これまであった商品よりもユーザーにメリットが必要である。
例えば、ドイツなどのレバーハムなどは、日本の法律で、作ることができない商品。
しかし、好きな人には、あの血の匂いがたまらなくおいしく感じる。
法に触れないで、血の匂いが残るジビエハムがつくられないか?
とか、発想には市場性があり、価格競争力があって、しかもどこでも作られていない。
独創性などがあるのかと、より深い検討をして欲しい。
成功して欲しいので、あえて辛口のコメントを書いた。
でも、これでも、まだまだ優しい目線なんです。


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