河北新報電子版
2023.04.15 金曜日朝刊 25ページ
電話による詐欺事件が後を絶たない。
せめて、かかってきた電話番号をネットで検索するだけでも、詐欺電話かどうかが判る場合もある。
あるいはメールならメールアドレスを検索すると、わかることもある。
ひと手間かけて、詐欺に遭わないように注意したい。
最近の傾向は、実際に存在する企業名でかけられてくる。
実に巧妙な仕掛けで、すっかり騙されてしまうようである。
数日前に日本郵便を名乗るメールが来た。
郵便料金の不足が発生しているので再配達の依頼と一緒にご連絡ください、というのである。
不足金額は300円未満。
金額が僅かだから大丈夫などと軽く考えてはならない。
あるSNS上で、お金を配るから貰えと言うのもあった。
口座番号を聞き出して、詐欺の振込口座として使い、手違いで多く支払ったので、返却してくれと言う、有名な方法。
詐欺の片棒を担がせて、得をしたと思わせられる。
しかし、後日犯罪の口座としてバレて、晴れて(晴れてじゃないが(笑))犯罪者の仲間入りである。
貰い得をキメ込めば、さらわれて入れ子や受け子として、タコ部屋で働かされることもある。
世の中には上手い話は転がっていない。
汗水垂らして、真面目に働こうでは無いか、ご同輩!