蝦夷犬(エゾイヌ)

奥羽越列藩同盟の東北北海道さらに新潟県をテーマとして、地域の新聞から記事を選び、勝手なことを書きたいと思う。

実力は確か 挽回誓う

2023-05-25 23:48:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
2023年5月25日 21/26

福島県が全国新酒鑑評会で金賞受賞数10年連続日本一を逃した。
隣の県でもある、山形県が今年度は日本一である。
意外に思われる方も居るだろう。
新潟県が旨いとか灘の銘酒が、などそれぞれが好きな酒処と言うのは避けられない。

そして、行く着く先は、酒池肉林の桃源郷を夢見るのだが、ちょっと待ってご同輩。
近年は男の呑兵衛はさておき、女性陣の台頭が目覚しく、酒談義には一家言(いっかげん)のご披露なさるのは、ほぼ女性陣。
この料理には何が良い。
その言が適切かつ微細な説明入りとなると、とてもとても男などの出る幕がありません。

本日も時間切れで、あまりもつまらないので、後日加筆訂正させていただくかも知れません。

2023年5月26日の朝刊から
山形県で、日本一になった蔵元やワイナリーが集まり、6月3、4日と山形市の県総合文化芸術会館前で「日本一美酒県山形フェア」が行われます。
予約制で、県酒造組合 023-641-4050
前売り券試飲10枚3000円二部制2000名ずつ
午前11時~午後2時
午後3時~午後6時

海岸林育成技術 母国に還元 マングローブ林再生へ タイ住民 名取・閖上(ゆりあげ)

2023-05-24 13:27:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
2023年5月24日 17/26

陸前高田市の高田松原は素晴らしい防災林であった。
防潮林として、度々町を守ってきた。
東日本大震災の時には、その7万本と言われた松原の太い黒松が津波と共に、ゴロンゴロンと波の中を地響きを上げながら陸前高田市をひと呑みにした。
峠に到達して、我が家を見ようとした住人のひとりは、東日本大震災の瓦礫すら残っていないような、広大な災害地を呆然と眺めながら、声を絞り出していた。

それまで幾度か訪れる度に、高田松原を見ながら弁当を食い、三陸の海、広田湾から、町を守り続けてきた防潮林が、これまで果たした功績を、素晴らしいことだと思っていた。
ある商人が、度重なる津波などから町を守ろうと、防潮林を植え、それで幾度もの津波から町は守られてきていた。
江戸時代にも何度も悲劇が起きていた。

1667年、度重なる津波の被害から町を救おうと、地元の商人菅野杢之助により植林が始まったと記録がある。
そして、繰り返しになるが、何度も津波被害から守られてきていた。
そのために、かつては、危ないと言われていた地域までが市街地に変貌し、防潮林に対する安全への信仰のような思いが、陸前高田市の住民にはあったと言う。
その風光明媚の白砂青松の松原が、「奇跡の一本松」を残して、全滅していた。

陸前高田市では、幾度も協議を重ねて、かつての市街地を再構築することに決めた。
海面から30m以上の地域にまで到達した津波を甘く見たわけではない。
反対意見も多くあった。
だが、住民の方々は、復興の方向を、以前の高田松原に守られる市街地再構築を選択した。
幾重にも安全性は検討され、実行されていると思う。

この次に東日本大震災級の津波が来たら、100パーセントの守りとは言えないかも知れない。
そのためにも多くの知恵が集合して、防潮林の再興を選んだのだと思う。

タイ・プーケット島などの津波被害の映像を見たことがある。
プーケット島は高層建築などもある。
周りの島々は、前回の2004年のスマトラ沖地震で、膨大な被害を受けた地域だったと記憶している。
マングローブ林も多くが流されたのだろう。
なにせ、破壊速度が時速1万kmと言う想像すら出来ない破壊によって起きた津波被害であった。

しかし、タイ住民の方々もマングローブ林再生を願っているらしい。
防潮林、防災林の考え方も、科学的な考察も、真の意味では始まったばかりだと言える。
また、東日本大震災直前の地震を、注意喚起せずに、テレビで大威張りで大地震は来ないと言った東大地震研究所の纐纈教授のような方々も多い。
彼の舌の根も乾かない矢先に震度7を経験した我々は右往左往で飯を食うことすら、危うい状態だった。

タイの方々とも協力をして学ばせて頂こう。
特にマングローブなどは成長が遅い植物。
防潮林などは植物を複合させて構成するのが良いという意見もある。
黒松が選ばれて来た理由もわかるが、私などは単純に竹が地震に強いと言う考えにも賛同してしまっている。
そうして、被害が少しでも少なくなることを祈りたい。


渡りルート2000キロ 初の解明 絶滅危惧 シジュウカラガン

2023-05-23 12:30:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
令和5年5月23日 26/28

宮城県北部に渡って来て、千島列島にて繁殖していると見られていた環境省の絶滅危惧種に指定されるシジュウカラガンが、栗原市の『日本雁を保護する会』と千葉県の『山階鳥類研究所(秋篠宮が総裁)』が共同で、千島列島の中部にあるエカルマ島で繁殖をしていると推定されることを、GPSをつけた9羽を放鳥して、うち2羽の渡りの結果で確認したことを発表した。

私は個人的に山階鳥類研究所には気分的に良い印象は無いが、ここで多くの鳥類研究者を育成して、結果を出し続けていることには敬意を持っている。
千島列島が現在ロシアに実効支配されているため、エカルマ島に渡り観測することは不可能ではあるが、本来日本領であり、日本名の越渇磨島(エカルマとう)はアイヌ語の「エカリ・マ・ウシ(安全な船着場の多い場所)」に由来している。

今回のように渡りルートと繁殖地が特定されることで、近い将来には絶滅危惧種からハズレる大幅な環境改善の道筋がわかると、種の失われることが少なくなるかとも思われる。
幾分、面倒くさい書き方になるのは、断定のためには、飼育などで実績が積み重ねられることが必要であるため。

私は個人的に、渡り鳥はエサと繁殖の条件が揃う場所を求めるためと考えているが、それらについて山階鳥類研究所の果たして来た実績に対しても、敬意を禁じ得ない。

千島列島は現段階において、どの国に帰属するのかは未定である。
夢のような話をさせていただくなら、ウクライナ侵攻が完全な失敗と確定した時点で、ロシアは5カ国程度に分解されると考えられている。
その時に、分解直前にロシアが日本に、樺太と北方領土を含む千島列島全域を返還するなら、若干の異論や齟齬が表面化しても、方向的には決定されるのではという希望的観測を持っている。
それが正しい形であり、大東亜戦争の日本とロシア間の戦後処理に最善の方法と思うのである。
そして、危機的な渡り鳥の減少にも一定の歯止めもかかるだろう。

栗原火災 漏電が原因か? ネズミがかじった可能性

2023-05-22 12:24:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
2023年5月22日 23/24

数日前、我が家の飼い猫が、急に飛び上がって、台所で何やらを咥えたまま、スゴい勢いで自分のケージにすっ飛んで行った。
よくよく見たら、ネズミである。
飯を食っていた最中なので、しばし猫部屋の戸は閉めさせてもらって様子を伺った。

行儀が悪いが、食べながらAI検索に、猫がネズミを捕ったと打ち込んで見た。
AIが答えるには、猫はネズミを私にプレゼントしたのか?と聞くではないか。
もちろん、そうだと思う。
猫は私にプレゼントにするはず。
そのように答えたら、良かったです。
猫があなたを信頼しているのでしょう。ですと…。

最近の注文住宅だと、ネズミが入り込まないように対策されているものも多いと聞いている。
我が家は、両親が田舎風な家に住みたいとの希望で建てた家。
ネズミどころか、ハクビシンは屋根裏の住人であり、時々大運動会が開催されている。
天井を棒でドンドンと叩く程度では運動会の場所が変わるくらいで、止めてはくれない。

中古のオーディオ機材で、8組16個までのスピーカーを接続できるアンプを入手した。とりあえずスピーカーを6個繋いで、大運動会開催日に大音量でロックミュージックをかけた。
本当なら30センチ超えの大口径のウーファーもつける予定だが、スピーカーコーンが破れていて、バフゥバフゥと凄まじい音になるので、まだ繋いではいない。
想像するに、家が振動で、屋根瓦も落ちる程の、ボディソニックならぬハウスソニックが実現されるのではと思っている。

まあ、そこそこの大音量にはなった。
一瞬で屋根裏の大運動会は、中止になったようだ。
これまで、ネズミ避けの高周波が出るだとか、ネズミの忌避剤の硫黄の袋だとか、オオカミの小便など、それぞれ試してきたが、ネズミを殺す殺鼠剤などは猫が食べそうで試せない。
バタンコというネズミ捕りも数匹は獲るが、気持ちは良くない。
カゴ式とかパイプ式など生きて捕らえるものは、殺すのに水責めとか、日当たりの良い場所に放置など、考えつくものはすべてやった。

しかし、ロックの大音量は、暴走族のお兄ちゃんたちも耳が壊れるというではないか!
三時間後くらい経って、再度大運動会が開催されようとした時にまた大音量で流した。
一週間以上は静かだった。
それ以来、屋根裏大運動会には大音量のロックミュージックが定番となった。
戻って屋根裏に気配がある時もある。
だが、効き目は、このロックの大音量演奏会ほど良く効くのは、今のところは見つからない。
最強である。
条件はある。
田舎で、近所迷惑にならないと思える場所でなければ、この方法は難しいだろう。

テレビで時々大音量で近所迷惑な大音量で騒ぐオバサンなどで、思いついた。
スーパーウルフなどと言う動物避け、大音量のオオカミ型獣害予防の機械などを考えても、音というのは効果絶大と思っている。

さて、数日前に宮城県栗原市で10数棟が燃える火事があった。
この原因は配線をネズミが齧ったために漏電したためではと、新聞記事では言っている。

生活保護の半分にも満たない年金に、収入の多くを頼らざるを得ない生活では、電気工事屋さんに配線点検などをしてもらう余裕などは無い。
体力があって健康なら、自分で点検くらいはできる。
杖がなければ歩くことさえ覚束無い身。
現段階では、大量のスピーカーと大音量でのCD鑑賞で、獣害予防を継続しようと思っている。
それにしても、6月から電気代が25パーセント値上げ。
原発を動かせば、電気代値上げは回避できると試算が出ている。
ウクライナ侵攻によって、世界中に迷惑をかけるロシアは国家存続の危機だと言う。
ロシアがなくなっても困らない。
速やかにロシアが滅亡して、平和が戻ってくれることを祈っている。

岸田内閣の無策には呆れるし、怒りを禁じ得ない。
自民党支持などはとうの昔に止めてしまった。
国会議員の体たらく、小学校の生徒会などのほうが、余程まともに見える。

好きなだるま探そう

2023-05-21 15:28:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
2023年5月21日 15/26

郷土玩具または郷土人形などと呼ばれている一群のみやげ物がある。
そして、どこのお宅にもサイドボードや神棚、窓辺に飾られていて、郷愁や旅の思い出に、なかなか良いものである。

コケシ職人の間で作られてきた木地玩具には、多彩な物がある。
渓流釣りの餌入れなどは特注で竹で作ってもらって重宝した方も居ただろう。
表に出せない、しかし根強いファンがいる男性の逸物を象った、本来は子孫繁栄の道祖神などは、悪霊退散、家内安全などの神様に属する物だが、逆に堂々と表に出して願い事の達成を祈る物には、ダルマがある。

張り子のダルマなどは、政治家などが願い事と同時に片目を入れ、当選の暁にはもう一方の目を入れて、当選を祝い、初心忘れずの意思を示すよう、神棚に具えておくのだが、若い方々には、そのような昔気質の風習などは、最近は流行らぬものらしい。

張り子のダルマは、有名どころだと高崎ダルマを代表とするのだろうが、私は仙台ダルマが縁起が良い宝船の図柄で、非常に好きである。
青と赤の色合いも、子供時代から見続けていて、これぞダルマと思うのである。

仙台ダルマは別名松川ダルマと言う。
伊達仙台藩の時代に、貧乏な下級武士の内職に始められ、許可を得て作って居たサムライが松川何某というので、出来も良く、秋祭りや新年の初詣(はつもうで)などで商われ、年ごとに新しいダルマを供える場合と、非常に高価な物を買い足して行く場合があった。
最早、材料がなくなり、作られなくなったが、ガラスの目を入れ、型物の入れて凹凸をつけた仙台松川ダルマは、美術品とも言えるような出来栄えだった。

さて、本題に戻ろう。
木地玩具のダルマも、古い時代には精緻な物も作られたが、近年は、外国人にも収集家が出てきて、良いものであれば、実に高価に取り引きされる物もある。

大崎市の鳴子温泉郷では、流石に目の付け所の良い方が居ると見えて、今年度からは木地ダルマのオークションを行うという。
日本こけし館で、9月に例年行われている全国こけし祭りに「中古こけしオークション」に送られてきた木地ダルマも一定の数になったのでダルマのオークションとなったようである。
ダルマの愛好者も別に居るので、軌道に乗ったら、こけし工人の中には、ダルマも一緒に作って販売する人も出てくると思う。
実に良い企画だと思う。

鳴子に先行されたが、白石で5月に行われている「こけしコンクール」でも鳴子に負けじと、同様のイベントが企画されるだろう。
伝統こけし11系統の工人数は激減している。
従来の客を待つ販売ではなく、いろいろなイベントと一緒に販路拡大を図って、若い工人たちにとっても、将来に希望のある「仕事」になって欲しい。