仕事に行かなくなって早一ヶ月。「じゃま」だと言われても・・・・。
図書館でふとタイトルが目に入り、借りてきてしまった。読んでみると、私は怒り心頭なのだ!
定年退職後、する事が無く家に引きこもるのをみのむしと言うらしい。一日中みのむし色のパジャマを着て、テレビの前に居座るらしい!!! 早く孵化して蛾になってくれないと妻が困るらしいのだ!
この本では、小説仕立てで厳しい事例・優しい事例が書いてあり、最後は、"最低限「おれのめし」は、自分で調達できるようにしてもらいたいものだ"と有った。
我身はどうだろう? 毎日、スポーツクラブで運動したりジョギングをする以外は、図書館で借りてきた本ばかり読んでいる。少しは前向きな本なら良いけれど、読むのが娯楽時代小説ばかりでは、テレビの前で横になっているみのむしと大差ない!!多少の家事の手伝いはしても、おれのめしは調達できないのだ。
小説でみる定年退職には、どのようなものが有るか?
私の大好きな藤沢周平の小説では、「三屋清左衛門残日録」というのがある。藩の用人まで務め、家督を息子に譲って隠居となった主人公が、安堵と強い寂寥感に襲われる所から物語が始まる。最近読んだ、重松清の「定年ゴジラ」でも同じだ。もう仕事をしなくても良いという安堵と共にやってくるのは、自分の居場所の喪失なのだ!!
小説の主人公たちは、それぞれ解決していっているようだが、果して私は・・・・・
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