Runrun日記

最近読んだ本ー八州廻り桑山十兵衛

のち

今日はやけに眠い。天候のせいだろうか?
それとも、昨日のスピード走のせい?

佐藤雅美(まさよし) 著 「八州廻り桑山十兵衛」 文春文庫

051106娯楽時代小説というと、武術の強い色男と惚れあう綺麗な女がバッタバッタと難問を解決していく、それがパターンなんだが、この小説は違う。
十兵衛は、正義感は強いがおおらかでどこか粗忽で、なす事裏目に出たりして、問題は思うように解決できない。
妻は、出産の折に死んでしまった。子の出産の月があわず、十兵衛は妻の不義を疑う。誰の子だったんだとつのる猜疑心・・・。

主人公は、特別にカッコいい人間じゃなくって、失敗もするし悩みや不安を抱える普通人。
テレビドラマ化もされているが、ドラマのかっこ良さとこの小説がそぐわない?
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