今日は、雨降りです。暖かです。午後からは、何故か冷たい!
朝から妻と二人でクリニック、国民健康保険の特定健康診査を受けに行きました。
年々、身長が低くなっている
朝井まかて 著 『阿蘭陀西鶴』 講談社
寓言と偽とは異なるぞ、嘘なたくみそ、つくりごとな申しそ
俳諧も物語もしょせん、嘘の作りごとに過ぎへん。けど何もかもが偽物かと言えば、それも違う。巧みな嘘の中にこそ、真実があるのや。
井原 西鶴(寛永19年1642年? - 元禄6年1693年)の事を、盲目の娘おあいを通した形で描いていました。
”手前勝手でええ格好しぃで、自慢たれ、都合が悪くなったら開き直って、しぶとうなる。酒落臭い(しゃらくさい)ことが好きで、人が好きで、そして書くことが好き。”な人だったそうです。
破天荒な人だったとすると、諸田玲子さんが『恋ぐるい』で書いた、平賀源内を思い出しますね。江戸時代の有名人は、こうしてみな破天荒な人にされてしまうのでしょうか(笑)
娘おあいとの情愛とか、松尾芭蕉をひどく意識していたとか、面白く描かれていました。これもまた、巧みな作り事なのでしょうか。
西鶴の作品を読んでみたくなりました。好色一代男、好色五人女、世間胸算用、・・
この小説のお気に入り度:★★★★☆
最近の「本と雑誌」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事