この一週間、コロナ感染は拡大していますね。
GoToキャンペーンは、無謀だと思いませんか?
政府は何を考えているのでしょうね。
Goto感染拡大キャンペーン
どれだけ煽られても、どれだけ自粛できるか
国民の真価が問われます。
祭日は、お孫ちゃんの保育園はお休みです。
息子夫婦は、祭日でも仕事を休めません。
なので私たち夫婦は、お孫ちゃんと一緒の日々が続きました。
2歳の孫は、何をやっても可愛いです。
この子らが大きくなった時、平和で疫病のない世界であって欲しい!
ジュール・ルナール 著作 高野 優 訳 『にんじん』 新潮文庫
名作なんだろう。題名は昔から知っていました。読んでみると、すこし難解な小説でした。小さなエピソードが連なっているので、小説と言えるでしょうか?
ジュール・ルナール(1864年 - 1910年)の1894年の作なので、時代は19世紀末のフランス。場所は田舎らしい。そこで成長していく少年の物語。
「にんじん」とあだ名された子供は、髪の毛が赤くってそばかすだらけの末っ子。長男はフェリックス、長女はエルネスティーム。にんじんだけ本名が出て来ない。母親にひどく虐められているようだけれど、そうでないかも知れない。
内気な子供が、周りに気を使いながら成長していく姿を書いているのかもしれない。
親に愛されたい気持ちと、何故か母親に虐められ、ひがみ、荒れていく心。
母親が、自分の子供を差別してしまい、特定の子供だけを虐めてしまう事は、大なり小なり誰にでもある事かも知れないし・・・
最後は、母親に反抗し決別しようとするところで、物語は終わります。
最後に、『訳者あとがき』がありまして、それによると”母親から精神的虐待を受けた少年が、その虐待を生き抜く話”なんだそうです。
この小説のお気に入り度:★★☆☆☆
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