桑島かおり 著作 「江戸屋敷渡り女中お家騒動記 花嫁衣裳」 だいわ文庫
江戸版「家政婦が見た!」なんて書いてある
1840年から物語は始まる。主人公菊野の夫は町医者だったが、前年に起こった≪蛮社の獄≫で友人たちが捕まって心を痛め、町医者の家業を止めてしまっている。菊野は、女中奉公をして家計を助ける。奉公先でお節介をし、もめ事を解決していくお話
この後、30年もすると時代は明治に変わるけど、この物語に出てくる登場人物たちは、動乱の幕末の時代をどのように生きたのだろうか?
この小説とは、全然関係ない
奉公先での、お家騒動とまでいかないもめ事。夫の力も借りて解決していく。
≪蛮社の獄≫で、南蛮の文化を広めようとした渡辺崋山達が捕らえられた。
1840年は、中国でアヘン戦争が起きている。
東アジアは、西洋列強の進出にさらされていた。
まだ、この時代の江戸の武家や庶民たちは、それらとは関係なく、暮らしていたのですよね。
この小説、シリーズ物になるのだろうか?
気楽に読めました。
この小説のお気に入り度: ★★★☆☆
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