まだ、我慢して読んでいますが、なかなか先には進みません。(トホホ)
この本の裏表紙を読むと、ヴィクトール・ユゴーは、この巻を、この小説の核心部としていたらしい。
ユゴー 著作 西永良成 訳 「レ・ミゼラブル4」 ちくま文庫
第四部 プリュメ通りの牧歌とサン・ドニ通りの叙事詩
「歴史の数頁」という篇から始まります。
フランスや、ヨーロッパの歴史に理解の足りない私には、よく判りません。
この巻では、1832年の6月暴動と呼ばれる出来事を中心に描かれています。
フランスの民主主義は、フランス革命以後も、スムーズには進まなかったのだろうか。
ナポレオンによる帝政、王政復古、7月革命、(6月暴動)、2月革命、ナポレオン三世による帝政を経てやっと・・・。
七月革命以後のルイ・フリップス王による政治は、金持ち優先で、もう一波乱が必要だった!!
この巻で、私が注目したい、登場人物は・・・
テナルディエの娘エポニーヌ、そして長男のガヴローシュ。マリユスの知人で植物学者のマブーフ老人。
エポニーヌの悲恋。マリユスへの片思い。結局は、マリユスとコゼットの恋を繋ぎ、最後はマリユスのために死んで行く。なんとも悲しい!
プチ・ガヴローシュは、パリを代表する浮浪児として著わしているのだろうか。親に見捨てられても、陽気でしたたか。この革命の時代を生きていく!?
マブーフ老人は、時代の犠牲者なんだろうか、革命の旗を守って暴動の最中、死んで行く!!
さてさて、最後の巻ではどうなる事やら??
警官のジャヴェールは、暴動のバリケードの中へ潜入し、密偵であることがばれ捕まっています。
ジャン・ヴァルジャンは、武装して夜の街に出て行きます。
6月暴動の結末は? マリユスとコゼットの恋の行方は?
◇◇◇◇◇
この小説は、興味深いが、読み辛い!!
友人から、最近違う本を貰ったので、最後の巻を読む前に、すこし浮気してみます。
この本のお気に入り度:★★★★☆
最近の「本と雑誌」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事