宮部みゆき 著 「魔術はささやく」 新潮文庫
宮部みゆきの小説は、以前好んで読んでいた。でも、なんだかまやかしのような気がして、最近は読んでいない。
この本もまやかし?
若い女性が自殺していく。そして、主人公のおじさんが車で女性をひいてしまう。
そういえば、宮部みゆきの小説の主人公は、少年であることが多い。それもばかに利口な少年なのだ。
恨まれた4人の女性。なぜ自殺したり、車にひかれたりするのか? 少年は少しずつひも解いて行く。
なんだ、幻覚か催眠術かによる殺人事件。でもやっぱりまやかしか?
私がこの小説を読むのは二度目のはずだ!
でも、新鮮!要するに忘れてしまっていただけか?
途中でどうなる事かとドキドキしたが、最後はほっとした。
少年は復讐を思いとどまる。そして”魔術はささやく”
少年を主人公とする事で、最後の結末に結びつくのかも知れない。
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