髭そらず どうせマスクで 隠す顔
不精で通したいこの頃です。
最近見かけるこの花は、荒地盗人萩というらしい。
なんで、こんな名前? 秋が深くなると、実がひっつき虫になるらしい。
盗人にはひっつかれたくない。
今朝も、図書館まで。この本の続きを借りてきました。
諸田玲子 著 『鷹姫さま お鳥見女房』 新潮文庫
御鳥見役とは、鷹狩りの準備をするのが仕事です。裏の仕事があって、嫡男が後を継げるようになると、当主は隠密の仕事に出された。当主が出先で死んでも、後を継げる人が居れば構わないという事か? 幕府は各藩の様子を探り、取りつぶしなどを狙う。だから公儀隠密は、出先で身分がばれると暗殺されたらしい。これは、そんな御鳥見役の家族の物語。(酷い)
物語の主人公・珠世の父親も夫も、出先で人を殺したりして心を病んでいる。息子や娘たちも年頃になり恋をする。家庭の主婦の気苦労を描いている? なかなか複雑です!
この巻の表題作『鷹姫さま』では、水野忠邦の鷹匠の娘・恵以が、長男・久太郎に恋する話。鷹匠と御家人の御鳥見役では身分が違うらしい。鷹匠から縁談を申し込まれるが、久太郎は断ってしまう。恵以は鷹狩りの好きな、我がままなお姫様。久太郎の事を諦めない。
父親の久右衛門は、出先で隠密をしていた時に女と同棲していたらしい。女には小さな娘がいて可愛がっていた。久右衛門はその地を脱出する時に切られているが、その母娘は久右衛門はその時死んだものと思っていたらしい。娘は、母親が他界した後、久右衛門の遺品をその遺族へと持ってきました。複雑ですね。久右衛門は生きていました。隠密の仕事は、家族にも秘密。何故か、その娘・綾に次男・久之助が恋をする???
浪人だった石塚源太夫は、無事仕官がなります。次女・君江の恋はなり、嫁いでいきます。
この小説のお気に入り度:★★★★☆
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