今朝の散歩道。
急に雨が降りだして、晴雨兼用の日傘を、初めて雨傘として使いました。
高田郁 著作 『みをつくし料理帖』 角川文庫
長い小説でした全10巻、特別巻を入れて11巻、まだ何か有るらしい?
以前NHKのテレビドラマで、黒木華主演でやっていました。下がり眉の「澪」、黒木華の演技が好もしかった。
毎回、ドラマに出て来た料理のレシピ、作り方の紹介があって、面白かった。
物語は・・
享和2年(1802年)大阪で水害に合い両親を亡くした澪は、料理屋「天満一兆庵」の女将・芳に助けられ料理人になるが、「天満一兆庵」も火災にあってしまいます。江戸に出店を出していた「天満一兆庵」の息子・佐兵衛を頼って、主人の嘉兵衛、女将の芳と共に江戸へ出てきますが、天満一兆庵の店はなく佐兵衛は行方不明となっていました。主人の嘉兵衛は、気苦労で病気になって死んでしまいます。艱難辛苦の物語は、此処から始まります。
澪と芳はそば屋「つる屋」で働くようになります。「つる屋」の主人・種市、その他さまざまな人たちに助けられながら、料理の道を究めようとする「澪」のシリーズものです。種市は腰を痛め、蕎麦が打てなくなり「つる屋」は料理屋に変わっていきます。
話の筋としては、➀悪い料理屋「登龍楼」との料理比べ・戦い。➁澪の恋。➂吉原に売られた幼馴染・野江の身請け。 など、多彩に展開しますね。
エピソード毎に料理の話が出て来て、巻末にレシピが載せられていました。料理の事は、私には理解できないのだ
さすが、娯楽時代小説、全11巻を一気に読み切りました(笑)
野江を身請けし、大阪へ戻る所で、本巻10巻は終ります。
その後を描いた特別巻「花だより」が面白かった。
艱難辛苦の道を歩んでも、「雲外蒼天」でハッピーエンドの物語で良かった。
この小説のお気に入り度:★★★★☆
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