月組のホープ暁千星さんの単独初主演作「アルカディア」を観劇。
心を動かされて、大感動!
親の愛情を知らない孤独な少年(青年?)ミネットが、ショーガールとの出会いを通して、人とのふれあいを知り、成長していく物語。
ありちゃんは可愛いだけでなく、孤独を抱える役を自然体で演じて、とても良かった。
孤独を抱えていても、暗くなりすぎずに寂しい心情が伝わるものだった。
そして、ヒロインの美園さくらさんがこれまた上手い!
舞台姿は可愛く華やかで、クラブの花形ショースターとしての雰囲気がぴったり!
でも、華やかだけでない寂しさも秘めている。
一見気位が高そうに見えるけど…心の奥底は温かいのが良く分かる。
そこが、一見褪めたように見えるありちゃん扮するミネットと心を通わせることが出来る…と実感させる。
良い感じのコンビ!
暁千星さん、美園さくらさんの素晴らしいコンビを始めとして、月組下級生の演技力が素晴らしい!
まずは、探偵にして狂言回し役の風間柚乃さんが落ち着いた演技で物語を進行していく。
その配下の礼華はるさんとのコンビぶりも良い感じ。
ヒロインの幼なじみのダンサー役、輝生かなでさんも複雑な心情と男気を上手く表現していて素晴らしい!
上級生では、光月るうさん、夏月都さん、白雪さちかさんの演技が素晴らしい!
この3人とも複雑な心の動きを表すのが上手い!
表面的な芝居ではなく、心の底から役になりきっている。
自然体!
芝居の月組!
上っ面ではない芝居が上級生から下級生まで浸透しているのが凄い!
そして、そして、ありちゃん主演らしくダンスシーンの見せ場がたっぷりで、ショーとしても満足出来た素晴らしい作品だった!
満足!満足!
ありがとうございました!