COSMOS 宙色のきらめき

徒然なるまま思うこと…

「異人たちのルネサンス」観劇

2018-10-10 08:58:47 | 雑感
なかなか面白かった。
名画モナリザの微笑の架空の誕生秘話。

観劇感想を書こうとすると、かなりのネタバレになるので…少しだけ。

レオナル・ド・ダヴィンチの真風涼帆さんは心優しき青年だった。
台詞では、変わり者とあるけれど、芸術家特有の個性や職人肌ではない普通の好青年レオナルド・ダ・ヴィンチ!

その代わりに2番手、3番手がかなり個性的!

芹香斗亜さん扮するロレンツォは、独占欲、征服欲の強い男。
男の色気もあり、嫌々ながら惚れるかも?という感じ!
ヒロインのカテリーナはかなり嫌っているけれど…(笑)

愛月ひかるさん扮するグイド司教は、胡散臭い感じ。
孤児だったカテリーナの育ての親だけど…何だか…。
悩むカテリーナを抱き締める雰囲気は父親ではないな…(笑)

星風まどかさんのヒロイン、カテリーナは全く自己主張をしない心を押さえ込んだ女性。

主人公ふたりがストレスのたまりそうな押さえた感じの演技だから…周りが個性的でないと辛い感じだな。

そして、今回は天彩峰里さんの少年サライが良かった!
天彩峰里さんと言えば、星組時代のバウ「燃ゆる風」や別箱「阿弖流為」の少年役で涙を絞った名演が記憶に新しい。
一作品ずつ全く違う雰囲気の少年だ、

今回はちょっと屈折した少年役で、物語の後半の事件に大きく関わる役だ。
本当に芝居が上手い!

しかしなぁ…主役ふたりが魅力的に描かれていないのは、辛い感じ。
もっと上演回数を重ねていくと、ふたりの演技も変わっていくに違いない。

キキちゃんファン、愛ちゃんファンには充分に楽しめる作品!





【モバイルタカラヅカより引用】
異人たちのルネサンス
-ダヴィンチが描いた記憶-
田渕大輔(作・演出)

万能の天才と謳われながら、その生涯に多くの謎を残すレオナルド・ダ・ヴィンチ。
彼の創作の源が、ある女性への愛であったと仮定し、ダ・ヴィンチと彼を取り巻く人々との愛憎を描く。

15世紀のイタリア・フィレンツェ。この街にルネサンス芸術を花開かせた時の統治者ロレンツォ・デ・メディチは、軍事、外交にも優れた手腕を発揮し、ローマ教皇との対立を深めつつあった。

若きレオナルド・ダ・ヴィンチも彼の庇護を受ける芸術家の一人。
ダ・ヴィンチは依頼された作品の完成も他所に、気ままな創作にかまけてはロレンツォを苛立たせていた。

そんな折、彼はロレンツォの愛人カテリーナが幼馴染みである事を知る。
同じ庶子という境遇からいつも寄り添い、寂しさを分かち合った二人…だが今、美しく成長した彼女の眼に浮かぶのは、心を閉ざすかのような謎めいた微笑だった。

「白鷺の城」観劇

2018-10-10 08:56:00 | 雑感
美しい舞台だった。
陰陽師と妖しい狐の数百年におよぶ恋の物語。

平安絵巻の雅から民衆の群舞までをあっという間で見せる。
和物レヴューとしては、宙組では初めての上演で、和物の芝居は「美しき生涯」以来の7年ぶりの上演。

薮下哲司氏のブログで、下級生の所作の化粧が云々とあったけれど、予備知識有りで観たので、思った程には酷くないと思った(苦笑)

トップ真風涼帆さん、2番手芹香斗亜さん、雪組出身の純矢ちとせさん、凜城きらさんはさすがの所作と化粧。
また、3番手の愛月ひかるさんもさすが!
長く垂らした黒髪と憂いを帯びた演技が良かった!
短い時間ながら、専科の松本悠里さんの葛の葉に対する想いを相手にしっかりとした存在感をみせてくれた!

しかし…この葛の葉の松本悠里さん…。
台詞と言うか、心の声が全て録音だったので、興ざめだった。
心の声に録音を使うことは、ままある事だけど、全て録音にしなくても良かったと思う。

今回は和物に不馴れな組子がほとんどの宙組だから、舞の名手である松本先生にご登場願ったのは、想像に固くない。

しかし、私の目には、この松本先生だけが浮いた感じに見えた。
それは、周りとの技量の差が歴然としているから…。
でも、技量だけではなく浮いて見えた。
そこに存在しているのは、葛の葉ではなくて、松本先生そのもの。

私はこの葛の葉は、せーこちゃんで良かったと思う。
何も松本先生でなくても、充分過ぎると思う。
芝居巧者のせーこちゃんだったら、台詞もきちんと話せて、葛の葉の情感もしっかりと出せたはず!

それが残念でならない!

そして、最後に…この「白鷺の城」で一番良かった場面はラストの民衆の群舞。
祭りの生き生きとした感じが伝わってきた!

宙組で和物レヴューを上演するならば…民謡メドレーのようなパワフルな舞台が一番似合う!

大野先生!このような陰陽師と妖艶な狐の平安絵巻は、雪組でなければ、無理がありますよ!
又は、花組でなければ務まりません。

宙組は徐々にならさないと…。
次回の和物は、是非とも、民謡メドレーでお願いします!(笑)



【モバイルタカラヅカより引用】

白鷺(しらさぎ)の城(しろ)

大野拓史(作・演出)
主演:真風 涼帆、星風 まどか
特別出演:(専科)松本 悠里

絢爛たる平安の都で始まった、白皙の貴公子、陰陽師・安倍泰成と、艶やかに人心を惑わす妖狐・玉藻前の対決は、時を越え、場所を変え、豪壮たる名城「白鷺の城」で終に決着の日を迎える。

千年に亘って転生を繰り返しながら、争い、そして魅かれ合う陰陽師と妖狐の宿縁を、時に雅やかに、時に妖しく描く、日本物レヴュー。

心配な宙組公演

2018-10-09 11:43:10 | 宙組
初日から休演者が出ている宙組公演!
休演者の一日も早い復帰を願っている。
でも、決して無理は禁物。
しっかりと治して欲しい!

まだ初日の幕が開いてから数日しか経っていないけれど…とあるブログを拝読していて気になった。
娘役トップ星風まどかさんの代役さんと真風涼帆さんのデュエットダンスでの、ゆりかちゃんのこと。
このデュエットダンスで、ゆりかちゃんは歯をくいしばっているらしい。

これまで様々なダンスをこなしてきたゆりかちゃんが初めて見せる苦悩の表情!

デュエットダンスって、カップルの信頼感やコミュニケーションが大事。
いかに、軽く持ち上げてもらうかリフトされる娘役さんの技量も重要。

急な代役起用に、経験のない研2生をデュエットダンスの代役に立てることは無謀ではなかったのか?
代役さんは必死だろうから、ゆりかちゃんを気遣うゆとりはないだろうし。

逆に、ゆりかちゃんは相当に代役さんを気遣って踊っていると思う!

トップコンビで踊るからこそ、デュエットダンスは素敵だから…いっそのこと、ここは、ゆりかちゃんのソロにしたら、良いと思う!

まだ、実際に生の舞台を観ないうちに、こんな事を言うのもなんだけど…。

これで、ゆりかちゃんが疲弊して怪我でもしたら…もっと大変なことになる!



宙組トップスター真風涼帆にかかる負荷 | シエスタの庭
https://ameblo.jp/grace1225/entry-12409457758.html




※ 画像はお借りしました

2018年カレンダー情報

2017-08-24 16:09:29 | 宙組
【宝塚歌劇公式ホームページより引用】

1)宝塚スターカレンダー
◎発売日 10月20日(金)
◎規格 B2判/13枚(表紙とも)
◎価格 1,500円(税込)
◎掲載メンバー(計16名) ■下線は今回初登場者
(専科)轟悠
(花組)明日海りお・仙名彩世・芹香斗亜※・柚香光
(月組)珠城りょう・愛希れいか・美弥るりか
(雪組)望海風斗・真彩希帆・彩風咲奈
(星組)紅ゆずる・綺咲愛里・礼真琴
(宙組)真風涼帆・星風まどか

(2)宝塚卓上カレンダー
◎発売日 10月20日(金)
◎規格 A5判/13枚(表紙とも、両面仕様)
◎価格 850円(税込)
◎掲載メンバー(計23名) ■下線は今回初登場者
(花組)鳳月杏・水美舞斗・優波慧・綺城ひか理
(月組)月城かなと・夢奈瑠音・暁千星
(雪組)彩凪翔・真那春人・朝美絢・永久輝せあ
(星組)十碧れいや・麻央侑希・瀬央ゆりあ・紫藤りゅう・天華えま
(宙組)凛城きら・愛月ひかる・蒼羽りく・桜木みなと・和希そら・留依蒔世・瑠風輝

(3)宝塚ステージカレンダー
◎発売日 11月10日(金)
◎規格 A2判/13枚(表紙とも、リング式・両面仕様)
◎価格 1,500円(税込)
◎掲載メンバー(計26名) ■下線は今回初登場者
(専科)轟悠・華形ひかる・星条海斗・凪七瑠海
(花組)明日海りお・仙名彩世・瀬戸かずや・鳳月杏・芹香斗亜※・柚香光
(月組)珠城りょう・愛希れいか・美弥るりか・月城かなと
(雪組)望海風斗・真彩希帆・彩凪翔・彩風咲奈 
(星組)紅ゆずる・綺咲愛里・七海ひろき・礼真琴
(宙組)真風涼帆・星風まどか・愛月ひかる・桜木みなと

(4)宝塚パーソナルカレンダー(全11種類)
◎発売日 11月17日(金)
◎規格 B4判/8枚(表紙とも)
◎価格 700円(税込)
◎発売メンバー ■下線は今回初登場者
(専科)轟悠
(花組)明日海りお・芹香斗亜※・柚香光
(月組)珠城りょう・美弥るりか
(雪組)望海風斗・彩風咲奈
(星組)紅ゆずる・礼真琴
(宙組)真風涼帆

(5)宝塚パーソナル卓上カレンダー(全6種類)
◎発売日 11月17日(金)
◎規格 15cm×15cm/13枚(表紙とも)
◎価格 700円(税込)
◎発売メンバー ■下線は今回初登場者
(専科)轟悠(花組)明日海りお(月組)珠城りょう
(雪組)望海風斗(星組)紅ゆずる(宙組)真風涼帆

(6)宝塚ポスターカレンダー(全10種類)
◎発売日 11月17日(金)
(本商品はキャトルレーヴ各店および通信販売での限定販売商品となります。)
◎規格 A3判/1枚(両面仕様)
◎価格 500円(税込)
◎発売メンバー
(専科)華形ひかる・星条海斗・沙央くらま・凪七瑠海
(花組)瀬戸かずや
(月組)宇月颯・紫門ゆりや
(星組)七海ひろき・天寿光希
(宙組)澄輝さやと
 
※芹香斗亜は、2017年10月30日付で宙組へ組替えいたします。

真風涼帆、星風まどか新トップコンビお披露目作品

2017-08-22 20:39:18 | 宙組
いま宝塚大劇場では、宙組トップ朝夏まなとさんのサヨナラ公演の真っ最中だけど、次期トップコンビのお披露目公演の演目が発表された。

また、マンガが原作の作品なんだ!
マンガを読まない私にはサッパリ分からない。
もちろん、「ルパン三世」はアニメで見ていたし、好きだったけど(笑)

「天は赤い河のほとり」…絶大な人気作らしいが…。
脚本、演出は小柳先生ということで、マンガの料理はお手のもの!?

それにしても、プチお披露目じゃあるまいし…大劇場のお披露目公演のショーで「シトラスの風」は無いでしょう!!
いくら、宙組の名作ショーと言っても、真風君、まどかちゃんの新トップコンビには新作のショーを創ってあげてよ!
歌劇団さん!手抜きはダメよ〜!


【宝塚歌劇公式ホームページより引用】

2018年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【宝塚大劇場】【東京宝塚劇場】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。

宙組公演

■主演・・・真風 涼帆、星風 まどか

◆宝塚大劇場:2018年3月16日(金)~4月23日(月)
一般前売:2018年2月17日(土)
◆東京宝塚劇場:2018年5月11日(金)~6月17日(日)
一般前売:2018年4月8日(日)

ミュージカル・オリエント
『天(そら)は赤い河のほとり』
原作/篠原 千絵「天は赤い河のほとり」(小学館)
脚本・演出/小柳 奈穂子

小学館発行の「少女コミック」にて1995年から2002年まで連載され、絶大な人気を誇った篠原千絵の「天は赤い河のほとり」を、宝塚歌劇でミュージカル化。
紀元前14世紀、古代オリエントのヒッタイト帝国。優れた才能と血筋で世継ぎと目される第3皇子カイルは、呪術の形代としてタイムスリップさせられた現代の女子高生、鈴木夕梨(ユーリ)と出会う。彼女を召喚したのは、自分が産んだ皇子に皇位を継がすため、他の皇子を亡き者にしようと画策する皇妃(タワナアンナ)、ナキアであると知ったカイルは、ユーリの身を守るため側室として傍に置く。正義感に溢れ、現代的な感覚で物事を捉えるユーリは、次第に民衆の心を掴み、戦いの女神イシュタルとして崇拝されるようになる。そんなユーリをいつしか深く愛するようになっていたカイルは、彼女を正妃に迎え理想とする国創りに邁進したいと考え、ユーリもまたカイルと共に生きることを願う。だが、ユーリの帰還や強国ミタンニやエジプトとの対立、そしてナキアの陰謀など、二人の前に様々な障壁が立ちはだかっていた……。
古代オリエントを舞台に繰り広げられる、ロマンティックな歴史ファンタジーに、真風涼帆を中心とした新生宙組が挑みます。

ロマンチック・レビュー
『シトラスの風-Sunrise-』~Special Version for 20th Anniversary~
作・演出/岡田 敬二

1998年の宙組誕生時に上演された『シトラスの風』が、宙組誕生20周年となる2018年、新トップコンビ真風涼帆と星風まどかの大劇場お披露目公演として、新しいテイストを加えて鮮やかに甦ります。
“飛翔”“誕生”などの新しい時代への飛躍をテーマに、“シトラス”のイメージが放つ“清々しく、爽やかで、若い”風と、宝塚レビューの香りと色彩を詰め込んだ、詩情溢れる作品。フレッシュでバイタリティに溢れた新場面も加え、岡田敬二のロマンチック・レビュー・シリーズ第20弾として、新生宙組の魅力を余すところなくお届け致します。