wankoに癒される生活

我が家の愛しいwankoたちが天国に旅立ちました。
いままでもこれからも大好きだよ、ルル、来太。

ルルのお話 4

2011-12-09 00:21:30 | ルル

ルルの後ろ足が、突然立たなくなりました。(詳しくはルルのお話へ)

無理に立たせようとすると

「キャン

すごく痛そうに叫びます。

 

ルルを抱きかかえて、二階へ。

そっと、小屋の中へ降ろしました。

ルルは降ろされた姿のまま、動こうとはしません。

「明日、お医者さん行くよ。大丈夫やから・・・な」

なんの根拠もない言葉をかけ、

ルルを何度も撫でてあげながら、まず、自分が落ち着かんと・・・と思いました。

だけど、落ち着くどころか、後悔ばかりが頭をよぎるんです。

 

子供にかまけて、ルルをかまってやれてなかった。

ただでさえ、祖父の家に預けられて寂しい思いをしていたのに

もっともっと、かまってあげてれば・・・こんな事にならなかったんじゃないか・・・

 

早く医者に連れて行きたくて、時間がたつのがモドカシイと思う反面

医者で決定的な言葉を聞くのが嫌で、夜が明けなければいいとも思いました。

 

でも・・・もしかすると・・・朝になったら治ってるんじゃない?

自分に都合のいい展開を願いながら、眠りにつきました。

 

次の日の朝。

なんとルルが座ってました

前足はオスワリした体勢で、後ろ足は・・・力が入らないのか横座りの形でした。

「ルル、おはよ

声をかけると、グラつきながらも立ち上がろうとします。

そして、数歩歩くとガクッと体が崩れました。

「いいよ無理せんと。お医者さん行こうね」

 

ルルパパと相談して、

子供をルルパパの祖母に預け、私は獣医へ行くことにしました。

子供を祖母の家に連れて行く間、しばらくは一人で留守番しなきゃならないルル。

「ルル、ちょっとだけ待っとってすぐに帰ってくるし」

そういって、ルルを数回撫でて家をでます。

いつもは、寂しくてずっと吠え続けているのに

その日は、一声も吠えませんでした。

 

「ルルと別れるのは嫌やずっと一緒におるんや

 

車を運転しながら、何度も何度もそう叫んでました。

ルルパパの祖母にルルの状態を伝え、すぐに家に引き返しました。

往復30分ぐらいの道のりが、とても長く感じました。

 

 

家に着くと、急いで二階へ駆け上り

「ルルお医者さん行くよ

ルルは私の姿を確認すると

 

お尻を振って、喜んで立ち上がり。

ボールを咥えると、その場で1メートルほどのジャンプを繰り返します。

 

「・・・・・・・・・・・ルル・・・???」

「wanwanwanwanwanwanwanwanwanwan

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・どういうことなん・・・・?

あんた、足痛いんじゃないんか・・・・・・・・・?

さっきの、いや昨日からの、あの姿はいったい何なん?????

今までの心配が、怒りに変わって

「ルル~~~~~~~

「wanwanwanwanwanwanwan

 

私が子供を連れてないことが分かってか

大喜びでボールを投げろと、催促しまくりのルル。

何度投げても、走り疲れても、

決して傍を離れようとせず、遊ぼうとせがむ姿を見ていると

私の怒りもどこへやら

よほど寂しかったんやな・・・・

けど、今までずっと我慢しとったんやな・・・・

子供に牙を剥くこともせず

黙って、自分の立場を受け入れてたんやな

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ごめんね、ルル。

もっと早く気が付けばよかった。

ルルだって、まだ1歳なのに。

祖父の家に預けられて寂しかっただろうに。

ほんとに、ゴメン。

 

ルルパパに顛末を報告して、子供のお迎えに行ってもらうことにしました。

なので、夕方までたっぷりとルルと遊べる時間ができたよ。

その日はずっとルルと一緒。

遊びも、ご飯も、お昼寝も、ふたりベッタリとくっついたまま。

 

その日以来、ますますルルはママっこになってしまいました。

 

ワンちゃんって、仮病つかうんですね。

それも見事な騙しっぷりです。

大好きな飼い主さんの気を引くために、一生懸命なんですね。

皆さんのわんちゃんも、仮病を使いますか?

 

ちなみに、ルルは味をしめたようで

この後も何度か、仮病つかってましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

 


空への架け橋

2011-12-06 02:07:12 | 日記

先週は、バタバタとせわしない日々が続きました。

月曜の夕方からは

子供が39.6度の熱を出し、

夜に急病センターに駆け込むことに・・・

診断は「胃腸炎」

冬場に流行るアレです。

熱が高く、腹痛も強く

水曜日までウンウンと唸ってました。

 

そして、木曜日。

私の旦那の(来太パパ)の、父が他界しました。

半年間の長い闘病生活を送り

ようやく痛みからも解放されました。

 

義父は、家に遊びに来た私たちを

いつも笑顔で迎えてくれました。

笑顔いがいの顔を見たことがないような気がします。

義父のやさしさと笑顔が迎えてくれるから

敷居を高く感じることなく

旦那の実家へ出向くことができていたのかもしれません。

 

お通夜、お葬式と

冷たい雨の中での運びとなりましたが

斎場へと向かう途中から

光が差し始め

家へと戻るまでの間、

天気予報に反して、青空がのぞいていました。

移動中のバスの中からは

雲の下にかかる小さな「虹」も見えていました。

「じいちゃんが見せてくれたんやね」

誰かがそう呟いていました。

 

あの虹の橋では

じいちゃんの愛犬の「コロちゃん」がじいちゃんを待っていることでしょう。

「いや~、コロは今頃 車を探しとるわ」

車???なんで???

「じいちゃん、コロが悪さしたら ゲンコツ しとったし。コロ、じいちゃん来たら、車の下に逃げとったんや」

う~~~ん、

けど、きっと コロちゃんはじいちゃんを待っとるはず!

久しぶりに会えたんだから

顔中なめまわして、歓迎とるよね。

コロちゃんとケンカせんと、仲良くしてや

じいちゃん、ありがとう

大好きやよ