らい病(ハンセン病)患者の施設「国立療養所長島愛生園」に学生の頃、滞在していた時に創作した詩
先日の経営者モーニングセミナーで紹介していただきました。
心に重く響きました。
「らいの人に」
運命とすれすれに生きているあなたよ
のがれようとして放さぬ その鉄の手に
朝も昼も夜もつかまえられて
十年、二十年、と生きてきたあなたよ
なぜ私たちでなくあなたが?
あなたは代って下さったのだ
代って人としてあらゆるものを奪われ
地獄の責苦を悩みぬいて下さったのだ
ゆるして下さい らいの人よ
浅く、かろく、生の海の面(おも)に浮かびただよい
そこはかとなく 神だの霊魂だのと
きこえよいことばをあやつる私たちを
(『人間をみつめて』所収)
運命とすれすれに生きているあなたよ
のがれようとして放さぬ その鉄の手に
朝も昼も夜もつかまえられて
十年、二十年、と生きてきたあなたよ
なぜ私たちでなくあなたが?
あなたは代って下さったのだ
代って人としてあらゆるものを奪われ
地獄の責苦を悩みぬいて下さったのだ
ゆるして下さい らいの人よ
浅く、かろく、生の海の面(おも)に浮かびただよい
そこはかとなく 神だの霊魂だのと
きこえよいことばをあやつる私たちを
(『人間をみつめて』所収)
先日の経営者モーニングセミナーで紹介していただきました。
心に重く響きました。