辺野古のケーソンをつくらせない三重県民の会です。
4月22日、「沖縄の今、これから~私たちにできることは?~」と題し、京都出身で土木工事に詳しい沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんを招いて高江・辺野古米軍基地建設問題についての講演会を津市のアスト津で開催しました。80名余りの方が参加されました。
北上田さんは、辺野古の米軍新基地建設で防衛省沖縄防衛局が週明けにも護岸工事に着手しようとする中で、自らの土木工事の知識や情報公開請求で入手した資料をもとに、パソコンのパワーポイントで作成された資料をもとに説明されました。
沖縄防衛局は2月から同海域に228個のコンクリートブロック投下する一方、同時に実施していた海底ボーリング調査の結果も公表しないまま強行しようとする暴挙を批判するとともに、地質がもろく活断層が走る複雑な同海域に基地の土台となるハイブリッドケーソンを三重県でまず8個製造し、設置強行しようとする無謀さを指摘しました。
北上田さんは、埋め立て工事を行うための違法な工事用道路の設置や、海底面を変更させる岩礁破砕許可が3月31日末で期限が切れるもとで、沖縄防衛局が従来の主張を覆し、同県の那覇空港の2期工事とも矛盾する「岩礁破砕許可再申請不要」という立場で無法工事を強行しようとしていると指摘。埋め立て区域に設置される汚濁防止膜も欠陥だらけで効果がなく海の環境破壊にもつながることを厳しく批判しました。
さらに、北上田さんは高江のヘリパッド建設工事についてもふれ、本来1年2カ月かかる工事を安倍総理の肝いりで昨年12月までのわずか4カ月で強行したために、盛り土の崩落などが起き深刻な「手直し」が必要となっていることも指摘しました。
参加者からは、熱心に質問・意見が出され、第2部の学習会も含めて積極的な議論となりました。新しく作成し会場に持ち込んだポスターも「うちにも貼り出したい」と多くの参加者が積極的に持ち帰っていただきました。また会場カンパも寄せられました。
北上田さんからは、工事を止めるために現在辺野古のゲート前で工事用車両の侵入を阻止するしかないこと、こうした現地の行動への連帯と参加を呼びかけるとともに、三重県でのケーソン建設をやめさせるためにも、製造に関わるJFEエンジニアリングや関係省庁の動きもつかみながら、三重県での世論と運動を広げて食い止めていくことに期待を表明し、参加者を激励していただきました。
「県民の会」は、4月25日(火)18時30分から、アスト津3階で4月のミーティング(運営相談会)を開きます。三重県から辺野古新基地建設を止めたい、何かしていきたいと思われる方はぜひご参加ください。
沖縄への侵略を狙ってるには支那ですから、ケーソンも米軍も必要がなくなるように支那に抗議の一つでもして来なさい!
アホ!