コーヒー・ブレイク

故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る

寒さが身に沁みる週末

2014-02-08 | 日記
立春はとうに過ぎたというのにこの寒さはどうだ。
朝に降り始めた雪は昼前には雨に変わっていた。
だが気温は下がるいっぽうだ。
外はまるで日が落ちたように暗く寒い。そのうえ風も出てきたらしく、窓辺をたたく雨の音が聞こえてくる。
きょうは昼まえに朝風呂をした。ひまなときにときどきやる。
お気に入りの森のこもれびという入浴剤のなかから「デージー」を選んで入れる。
浴室が花の香りでつつまれ気持ちがいい。体もぽかぽかとあったまる。寒いといきはこれに限る。
風呂からあがるころ家人が昼食に鍋焼きうどんを作ってくれている。
海老天、かまぼこ、かぼちゃなどの具だくさんだし、塩加減も調整してくれているのでありがたい。朝酒はやらず。
昼食後は、一時間も前から電気毛布であっためてあるベッドにもぐり込む。
この昼寝はこのうえなく心地よい。あっというまに眠りに落ち込む。
目が覚めたあともベッドから出るのは惜しい気がする。
だからステレオを入れてヘッドフォンを耳にあてがいふとんのなかで聴くことにした。
バッハの「G線上のアリア」と「羊は静かに草をはむ」の二曲をストコフスキーの編曲で。
静かで柔らかい演奏を聴けば誰でもしあわせな気分になれる。
続いてハイドンの弦楽四重奏「皇帝」だ。
これは第二楽章がオーストリア国歌になっていておなじみの曲。これもなかなか捨てがたい。
厳しい寒さと悪天候で家に閉じ込められた冬の一日。だが私には、なかなかゴージャスな一日だったのではないだろうかと思う。