Walking Holidays ~ニュージーランド編~

大好きなトレッキングを中心にニュージーでの生活を綴ります。なのでWorkingではなくWalking Holidays!

人生が80年と思えること。

2012-12-05 | かなのカナダ暮らし。
「人生、80年。」

日本では、すっかりお決まりの言葉。

政府の統計や人生設計も80年を基準に計画されます。


が、それは日本だけ。
日本でも、近年になってのことですが。

前に語学学校に通っていた時、その当たり前のことがいかに尊いことか実感。

クラスメイトの国ブラジルでは、73歳。
他のクラスメイトの国、韓国では、日本とほぼ同じですが80歳。

WHO2012年版では、日本は男女平均83歳で1位です。
詳しくはこちら→http://memorva.jp/ranking/unfpa/who_2012_life_expectancy.php


いかに生きたくても、人生設計を73年で考えないとならないのが当たり前のブラジル。

平均寿命は、乳幼児の死亡率が低ければ低いほど高くなるので、大人になってしまえば、
だいたい寿命は変わらないといった話も聞いたことがありますが、
やっぱり80年が当たり前と考えられるのは幸せなこと。

もちろん、ただ長く生きたって幸せとは限らない。
太く短い人生だってある。
長い人生には、長いなりの悩みだってある。

けれど、とりあえず、80年生きられる確率が高い世界に生れられたのだから、無駄にせず使っていきたい。

商売っけ、なし。

2012-12-03 | かなのカナダ暮らし。
カナダ人は、お隣のアメリカ人に比べると商売気がないと言われます。

私も、特にお土産品を見たときに思います。
「あー、もう一工夫すれば、儲けられるのに!」と。

日本の観光地で「○○へ行ってきました」お菓子が各地で売られていますが、
ほぼ全ての品がそんな状態(笑)。

だって、地名を入れ替えただけで、あとは全く一緒。
しかも、「あ、これあの町で見たことある」というものが一つ二つならいいけれど、
だいたい主流の品は全国どこでも一緒(笑)。

BANFFでは、BANFFと書かれたムースのTシャツ。
WHISTLERではWHISTLERと書かれたムースのTシャツ・・・あれ、ウィスラーにムースいるの?!っと
ツッコミを入れたくなります(笑)。

東カナダの風景がパッケージに描かれたお菓子も、西側で当たり前に売られています。

ヒット商品が出れば、全国で類似品が多発するような(笑)、お土産文化が凄まじい日本人から見ると、
残念でならなーい。

うん、日本人のお土産センスで色々開発したら、売れる!そう思わずにはいられない。

試しにバンフ饅頭ならぬバンフクッキーでも売ってみようかな~。

ただいまVancouver。

2012-11-27 | かなのカナダ暮らし。
バンクーバーに来るのは、8月ぶり。
気づいたら3ヶ月も経っていました。

来て思ったこと。

ああ、やっぱり落ち着くな~。

都会だからなのか、海があって空が開けていてひろーく感じるからなのか、
東京とそこまで似ている地形でもないはずなのに、ホッとするのです。

カナダに来てから、いつの間にかロッキーマウンテンで過ごす時間の方が長くなっているのに、
ここに来たら、まるでロッキーでの生活がほんの一瞬の時だったかのように、「当たり前」の時に戻ってきたように感じました。

やっぱり自分は海のそばが好きなこと。
なんだかんだで、都会が落ち着くこと。

山は好きだけれど、山は挑戦の場所。
ホッとするのは、やはり海辺。

カナダに来て、「慣れた環境(ホッとする環境)」と
「好きな環境」ってちょっと違うんだなと認識してます。


久しぶりの刺激に包まれて、おもしろい出来事もありました!

都会には選択肢がたくさん。
お店の種類から、服のデザインまで。
選べるのって楽しいな☆
自分、よくも悪くも、こんな刺激にいつも囲まれて育ってきたんだと、ここにきて実感。

そう、エスカレーターで乗ってからどちらに立つのか忘れていました(笑)。
こちらは関西と同じサイドに立つのですが、もう関東も関西もどっちがどっちだか分からなくて・・・w

都会の醍醐味は、人と人が化学反応を起こして新しい文化が生まれるところ。
もちろん人が集まるからこそ生まれる「負」の部分もあるけれど。


久しぶりに友人たちにも会ったけれど、まるで一時停止ボタンを解除しただけのような、
久しぶりだけれど、久しぶりじゃない感覚。

この3ヶ月は長かったようで、あっという間であったんだな。


気の向くままに朝の海岸を散歩。
レインクーバーのつかの間の晴れの日でしょうか、久々に見た穏やかな海はあまりに美しく。


バンクーバーに来て覚えた「cove」「inlet」という単語(けれど違いはイマイチ分かってないですが・・・)。
夏に行った瀬戸内海のように静かなジョージア海峡に浮かぶCotes島で見た湖のような海。

静かな海を見ていたら、たくさんの思い出がよみがえってきました。

バンクーバーの季節は、まだ秋。
紅葉する木々。
自分の体が覚えている11月の気候と季節がやっと一致した感じでした。

雪がないのがこんなに楽だとは・・・。
自分が思う以上に慣れ親しんだ環境に似た環境に会えたのは、ホッとすることでした。

ロッキーの冬を体験してみたい。
そう決めて残ったロッキーなのに、やっぱりバンクーバーに戻ってくればよかったかなと揺れる心。
カナダの都会の人と自然の付き合い方も、もっと知りたいし・・・。

さて、どうしよう。ロッキーでやるべきことを残してきてしまった。
けれどバンクーバーにも短期間でもいいから再び滞在したい。
自分の気持ちにやさしく、懐にやさしくしつつ、再びプランを練り直します。

カナダを旅立つ日まで残りほぼ一ヶ月。
消化試合のようにはならないように・・・・
新たにトライすることもあってそんな余裕はないと思いますが、悔いが残らないよう過ごしたいと思います。




よゆう。

2012-11-10 | かなのカナダ暮らし。
先日、旅行した先のど田舎の道で、道が分からず車を沿道に止めていました。
すると、反対斜線に現れた車が横で停車。そして、わざわざ車から折り、
『大丈夫?」と声をかけてきてくれました。
吹雪く中、本来なら私たちが降りて聞きに行くべきなのに・・・。
自分の余裕のなさが恥ずかしくなりました。

カナダ人のような余裕を持ちたい。
自分にはない余裕がある。
ぜひ、マネして身につけて帰りたい。

こっちに来て、いつも思うことです。


(まあカナダ人といっても、微妙に人種によって違うかもしれないし、
人によっても違うので一概にはいえませんが・・・。)


カナダ人を例えるならば、日本でいうところの北海道の人でしょうか。

気がおおらかだと感じます。

その大らかさからくるのでしょうか、優しさ、親切さには、いつも関心します。


(これはカナダ人だけではないかもしれませんが、)
レジカウンターに店員がいなくても、しばらく待っている。
日本だったら、「すいませーん」とすぐ呼びますよね(笑)。
そして、店員が「ごめんなさい」と謝ると、「いいんだよ、
他のことやっていたのにごめんね」とか「ありがとう」と言っている。

日本だと大げさかもしれませんが、「お客様は神様」という考えが、
客側も、もてなす側も当然のように持っていると思います。
なので、お金を払っているのだからやってもらって当たり前。
自分も含めそうですが、そんな態度で店員さん(ビジネス相手)に接しているなと思います。

こっちに来て、「お店の人も私のためにサービスしてくれている(働いてくれている)。
だから感謝するのは当然」。
そんな考えが文化に根付いているのではないかと思います。

日本でも、ねぎらってくれたり、ちゃんと感謝をできるお客さんを見かけると、
ステキだなと、良いお手本にしたいなと感じます。

日本人の優しさが、丁寧×思いやりでできているのなら、
カナダ人の優しさは、余裕×思いやりと書けばその違いが伝わるでしょうか・・・・。

日頃、セカセカしてしまう自分。
深呼吸をして、canadianのように、目の前の人をもっと思えるようになって、
帰りたいと思います。