「アーティスト」

モノクロ無声映画っていう大冒険なんだけど
この無声映画っていうのがなかなか素敵。
物語も素敵だったので
心地良い時間が過ごせる作品だった。

途中、ジョージの夢の中のシーンで
日常の“音”が聞こえるのだけど
いかに日常のやかましい音たちが鬱陶しいものなのかっていうことを実感させられる。


予告でも流れていたこのシーンが
やはり一番ロマンティック。
ペピーがジョージに憧れて
思わずしてしまうことがとても魅力的に見えた。
昔の“銀幕の美女”たち。
品行方正なお嬢様方ではなくて、
セクシーな目線を投げる、カッコイイ女たちだったよね。
ペピーはそんな美女の一人として上手く表現されている。

主演のジャン・ドゥジャルダンは
シウの好きな“レット・バトラー顔”の俳優さんだ。
ジョジクルが主演男優賞獲れなかったのは残念だったけど
ドゥジャルダンにもうっとりだ。
しかし、彼が現代劇に出る姿を想像できないな～


前評判以上に
楽しめる作品でした。

もし機会があれば
誰もが知っている大物俳優が
（たとえばブラピさんとかジョジクルさんとかアンジーとか）
こうした復刻無声映画みたいなのに出たらどうなるかも見てみたい。

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