Vはヴィクトリア。
Iはイフィゲネイア。
友人はヴィクターを連想させる、ヴィクって呼ぶ。
亡くなった両親の友人、ボビー・マロリー警部だけは
ヴィッキーって呼ぶけど、
本人はそれを良しとしてない。
あと愛すべき隣人ミスタ・コントレーラスは
クッキーちゃん、って呼ぶのよね。
シウが人生でものすごい影響を受けた本。
色々あるんだけど
真っ先に浮かぶのは
『風と共に去りぬ』とこのV・Iのシリーズ。
同じような女性が主人公のミステリは他にもあって
たとえば
コーンウェルの『検死官ケイ・スカーペッタシリーズ』や
グラフトンの『キンジー・ミルホーンシリーズ』も
シウは大好きなんだけど
ケイよりもキンジーよりも
VIのあのケンカ人生はシウの憧れが集約された姿なんだよね。
初めてVIを読み始めたころ
シウは高校生だった。
シリーズ最初のVIは30位のまだまだ疲れ知らず。
タフで誰よりも強い女だった。
でもそのVIも40を過ぎ、
「休みたい・・・」の誘惑と戦いながら
自分を鼓舞して進むようになる。
冷たい池に飛び込んだり、
3階の窓から飛び降りたり、
そんな暴挙をした後は
怪我や風邪に苦しんだりしてる。
おまけに
今までは
彼氏のほうがVIの無謀に耐えられず悲鳴を上げる側だった。
「君が殴られて川に沈められているんじゃないかと、
絶えず心配するのは、もうたくさん・・・。」
とかね。
でもそれも違っていて
今回はアフガニスタンに行ってるジャーナリストの恋人モレルを
日々心配し、
今この瞬間に撃たれて死んでいるんじゃないかという
妄想に取り付かれているの。
敵も変わった。
昔の敵は単純。
大企業のお偉いさんが
自分の不利を隠すために雇ったギャングたちだったもの。
今回は
もちろん相変わらずヴィクに立ちふさがるのは
大金持ちの実力者たちもだけど
9,11後、
テロを恐れるあまり、
人権を無視し始めたFBIや警察もその仲間に加わっている。
長いシリーズだから
情況は色々変わってしまったけど
ヴィクの威勢の良さと
人種差別を憎む心、
正義を愛する優しさだけは変わらない。
それと、
(例の、人をむかつかせる物言いも。)
愛国者法を
50年前の“赤狩り”になぞらえて
アメリカの危機を訴える
ヴィクを通して語られる、
サラ・パレツキーのメッセージも変わらない。
Iはイフィゲネイア。
友人はヴィクターを連想させる、ヴィクって呼ぶ。
亡くなった両親の友人、ボビー・マロリー警部だけは
ヴィッキーって呼ぶけど、
本人はそれを良しとしてない。
あと愛すべき隣人ミスタ・コントレーラスは
クッキーちゃん、って呼ぶのよね。
シウが人生でものすごい影響を受けた本。
色々あるんだけど
真っ先に浮かぶのは
『風と共に去りぬ』とこのV・Iのシリーズ。
同じような女性が主人公のミステリは他にもあって
たとえば
コーンウェルの『検死官ケイ・スカーペッタシリーズ』や
グラフトンの『キンジー・ミルホーンシリーズ』も
シウは大好きなんだけど
ケイよりもキンジーよりも
VIのあのケンカ人生はシウの憧れが集約された姿なんだよね。
初めてVIを読み始めたころ
シウは高校生だった。
シリーズ最初のVIは30位のまだまだ疲れ知らず。
タフで誰よりも強い女だった。
でもそのVIも40を過ぎ、
「休みたい・・・」の誘惑と戦いながら
自分を鼓舞して進むようになる。
冷たい池に飛び込んだり、
3階の窓から飛び降りたり、
そんな暴挙をした後は
怪我や風邪に苦しんだりしてる。
おまけに
今までは
彼氏のほうがVIの無謀に耐えられず悲鳴を上げる側だった。
「君が殴られて川に沈められているんじゃないかと、
絶えず心配するのは、もうたくさん・・・。」
とかね。
でもそれも違っていて
今回はアフガニスタンに行ってるジャーナリストの恋人モレルを
日々心配し、
今この瞬間に撃たれて死んでいるんじゃないかという
妄想に取り付かれているの。
敵も変わった。
昔の敵は単純。
大企業のお偉いさんが
自分の不利を隠すために雇ったギャングたちだったもの。
今回は
もちろん相変わらずヴィクに立ちふさがるのは
大金持ちの実力者たちもだけど
9,11後、
テロを恐れるあまり、
人権を無視し始めたFBIや警察もその仲間に加わっている。
長いシリーズだから
情況は色々変わってしまったけど
ヴィクの威勢の良さと
人種差別を憎む心、
正義を愛する優しさだけは変わらない。
それと、
(例の、人をむかつかせる物言いも。)
愛国者法を
50年前の“赤狩り”になぞらえて
アメリカの危機を訴える
ヴィクを通して語られる、
サラ・パレツキーのメッセージも変わらない。
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