妄想女？

昨年中古の家を購入。
改造して住み始めたシウ。

シウの知らないオバチャンが１人暮らしだったその家は
色々な謎に包まれた感じだった。
前にも書いたけど
リビングに巨大カラオケセットとステージ。
オバチャンの等身大パネル写真。
オバチャン自費作製のＣＤやカセットテープ。
おかげでシウは
このオバチャン（もう亡くなっているみたいだけど）を
親戚のように身近に感じているの。

他には
構造的な謎もあって
例えば、
トイレ個室にドアが二つあって両方から出入りできるとか
（入居後、片方は後ろ側にピアノを置いて潰しちゃったけど）
トイレが洗面所と離れているとか。

・・・前置きが長くなって何を書こうと思ってたか忘れそうだ・・・

押入れがけっこうあちこちにあるんだけど、
その一つの中に小型の金庫があったの。
小型って言っても手に提げるようなのじゃなくて
５００×４００×５００のちょっとドーンとしたやつ。
カギは閉まっていて、開けられないし
オバチャンの遺族の方も中身も確認せずに置いていってしまったんだよね。
中を改造した時にも
なんとなくその金庫は見えないふりをしてて
押入れに残ったまま、
なんか面倒だから、もう壁の一部だと思えばいいやっておもっていた。

でも、待てよ。

もし家に強盗が入って
「この金庫を開けろ。」
って言ったら、どうすんの？

「すみません！！
　この金庫、わたしのじゃないんです！！！」
と、シウが言えば言うほど
強盗さんをオチョクってると誤解されるんじゃ？

としたら
シウは自費製作ＣＤだかなんだかが入っている、
見知らぬオバチャンの金庫の為に
天国（か、もしくは違う方）行きになっちゃうじゃん。

という懸念をシウ彼に話し、
このたび、家から出してもらうことにしました。

カギを開けてもらっても、
どうせ中身はたいしたものが入って無さそうだし、
捨てるのも大変だよ・・ってグチってたけど、
とりあえずシウの家から出てってくれれば、
あとは野となれ山となれ。でしょ。

シウの強盗の妄想について
「なるほど・・。
　とは、思えない。」
とか言ってたけど、
人間、想像力が無ければ危険を回避することはできないんだよ。
そんな事も知らないの？
フン。