天使たち。

お医者さんの回診は毎日あるんだけど
けっこうあわただしくされているので
自分の状態について話易いのは看護師さんたち。

きびきびと動き
笑顔を絶やさない彼女たちは
（婦人科病棟には女性看護師ばかり）
やっぱり天使のような存在。

入院２ヶ月の間、
特に入院が延長になると聞かされた後や
初めての放射線治療
初めての抗がん剤投与の後なんかは
なにげなく病室にかわるがわる来てくれて
「何か心配事はないか？」
などと気にかけてくれた。
病人には大敵の“孤独感”を慰める話し相手にもなってくれる。


抗がん剤投与後、
３日間点滴が続くのだけど
点滴をはずしてから４日目に副作用が出ないとも限らない。
シウみたいに点滴ラインがすぐ見つからない場合
点滴ラインをキープしておいたほうが良いか、悩むところなのだけど
でも３日間出なければ、４日目も大丈夫じゃん？
って思い、鬱陶しい点滴を外したいシウ。
「ま、大丈夫だよね？」
なんて、聞いても仕方ないことを看護師さんに聞いたりする。
医療従事者が
「大丈夫でしょう。」
なんて、なかなか言えないでしょ。
普通は
「たぶん・・・」
「個人差もあるし・・・」
っていうお答え。

でも、先日の看護師さんは
すごい可愛らしいお顔で
「今まで副作用が出ない○○さんですもの、
　きっと大丈夫ですよ！！」
と言ってくれた。

その言葉で絶対大丈夫っていう気がするよね。
おそらくシウの感じを受けて
もしもシウなら、たとえ副作用が出たとしても
それについて文句なんて言わないし、
なによりシウが聞きたい言葉を感じ取ってくれたってこと。
そういうのって
彼女の持って生まれた資質だな～と思った。

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毎日色々な看護師さんたちと話している中で

かなりディープな身の上相談を受けたり、
（シウが、だよ）

シウの映画コラムのファンだという看護師さんに出会ったり、
（初めて！　シウのコラム読んでる人っていうのに会うの）

そして
１人は完璧に「どうでしょうばか」にしてしまった。