goo

『二重スパイ』・・・2003年韓国作

南北問題を取り上げた映画って
どれも切なくて
そして名作です。
これもそんな1つだと思います。

『シュリ』と『JSA』の間というイメージ。
恋愛もイデオロギーも両方、丁寧に描いている感じです。

すごいと思うのは
かなり過激に韓国情報部が描かれているところ。
とてもリアリティがあります。
これを映画作品として作ることに
圧力とかは無かったのかしら・・。
全然関係の無いシウのような日本人が見ても大ショックなのに
本国韓国の人々が見たら相当な衝撃だったのでは?

ネタバレしちゃうけど
ラスト、
イム・ビョンホがユン・スミと共に
ドイツ人のジャーナリストに情報を売ってブラジルに逃がしてもらうところ。
見ている人はこの2人を逃がしてやりたい。
「逃げて。逃げて。」って念じてしまうと思うのだけど、
考えてみれば韓国の人なら自分の国を裏切った2人だということ。
でも、逃げてほしいと、きっと思っただろうな・・・。

最後はあまりに辛いです。

同じ民族でこんな風に命を奪い合うことがないだけ、
日本人は幸せかもしれないと思いました。
コメント ( 2 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『モーターサ... せいせいした! »
 
コメント
 
 
 
これまだーー (ちゃぎ)
2008-03-15 16:57:35
韓国映画も随分見たけど、これはまだでした。
韓国って今も休戦状態。
南北のスパイの数も公表されていたけど、
本当の数なのかしら・・・・と思ったんですけど・・
ドラマの材料は沢山ありますよね。
名作といわれては、 見たくなります。
 
 
 
ちゃぎさん (シウ)
2008-03-15 21:57:08
ですよね。
ちゃぎさんて見てない韓国ドラマ、および映画ってあるのかしら・・・って思っています。
JSAもかなり辛いものがありましたけど
これもすごい残酷なシーンとかあります。
でもコ・ソヨンさんが魅力的で
ハン・ソッキュのちょっと能面のようなお顔がぴったりな役どころだと思いました。
南北のスパイの数・・・
公表したという数よりずっと多いのでしょうね。
腹のさぐりあい、タヌキのばかしあい、
同じ民族なのに・・・と思います。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。