子どもの頃にテレビで見て以来
(劇場ではないよ、ってところ強調?)
シウの大好きな映画。
意識しているわけじゃないけど
好きな映画って聞かれたときに
他の映画とともにこれが浮かぶ。
コラムの仕事でネタにするために
久しぶりに改めて見た。
やっぱり傑作だよね。
舞台は1935年。
大恐慌時代のアメリカ中西部。
聖書を売りつける詐欺師モーゼ・プレイ(明らかに偽名だ)が
馴染みの女の葬式に参列し
女の娘、9歳のアディと出会う。
アディは父親を知らない娘なんだけど
参列者の近所の人たちが
「アゴが似ている。」
とモーゼを父親じゃないかと噂していたことで
モーゼと旅をすることに。
旅はアディの伯母がいるミズーリ州セントジョーンズまで。
最初はいやいやアディを連れているモーゼなんだけど
アディが大人顔負けの頭の回転の速さで
詐欺の仕事にも役立つことに気づき
二人は良いコンビに。
いつか二人の間には父と娘のような愛情が生まれる。
当時全米ナンバー1ヒットになった作品。
アディ役のテイタム・オニールは
オスカー史上最年少(10歳)で助演女優賞を手に。
今もまだその記録は破られていない。
とは言っても、テイタムはその後子役としてしばらく人気を博したけど
お決まりの転落。
最近ではコカイン所持で逮捕なんていうニュースを聞いたところ。
SATCにサラの靴を弁償しないキラっていうムカつく母親役で出ていたよね(シーズン6ー9)
父親役のライアン・オニールはもちろん、テイタムの実の父。
「ある愛の詩」で日本でも人気だったけど
娘同様、スキャンダルばかりでやっぱり落ちぶれ感が。
先日亡くなったファラ・フォーセットの恋人で
ファラが死ぬ直前にプロポーズしたのが、ちょっと良いニュースだったかも。
本人も慢性白血病だったり
波乱万丈な人だよね。
デス妻でリネットのダメ夫、トムの父親役をやったり
BONESでブレナン博士の父親をやったりしてる。
なんて、
作品に関係ないことばかりだ。
なにしろ
今作のテイタムは素晴らしい。
そもそもテイタムありき、の作品で
テイタムの父親役なら、ってことでライアンがモーゼになったとか。
ハスキーで大人びた声ともの言い、
ただ可愛らしいだけじゃない風貌。
アディはテイタムじゃなきゃ、ありえない。
その後ドラマ化もされて、名子役ジョディ・フォスターが演じたんだけど
人気原作なのに、そっちはコケたとか。
やっぱりあまりにもテイタムの印象が強すぎて
さすがのジョディもKOだったんだろう。
「It's only a paper moon」
というジャズの名曲にヒントを得て
原作名「アディ・プレイ」を「ペーパー・ムーン」
に変えたピーター・ボグダノビッチ監督。
ベストセラー原作のタイトルを改題するなんて
当初映画会社も納得しなかったそうだけど
監督の親友の名優オーソン・ウェルズが大賛成してくれて力を得て、
改題に成功したとか。
アディ・プレイよりも全然良いよね。
映画の大ヒットで
原作も再版の際、「ペーパー・ムーン」になったとか。
このテーマ曲がなんてったって良い。
最初っから物語にがっちりと観客を引き込んでしまうの。
紙でできたお月さまも
絵に描いた空も
あなたが信じれば本物になる。
偽の親子、モーゼとアディも
二人の信じる気持があれば
本物の親子になるし
夢を信じれば、夢がかなう。
内容はとてもシンプル。
でも普遍的なテーマをストレートに伝えたかったという監督の意向は
しっかりと表現できている。
ハートウォーミングストーリーで
笑いも冒険も適度。
すべてがシャレた演出で
最後のオチのセリフを話すテイタムに
見るモノはホっとして
そしてしみじみ「良い映画を見たな」と思わせる。
73年の作品だけど
大恐慌時代を表現するためにモノクロで撮影。
(というのも、主役2人が金髪碧眼で、
カラーだと大恐慌っぽさが出なかったからとか)
ピンとが隅々までぴったりと合ってて、
そこには色々な背景が写りこんでいる。
それを見るのも楽しいよ。
おそらく見逃してしまうところが多いんだけど
監督曰く
「理由はわからないけど
何かあると感じてもらえるはず。」
=================
実在しているかしていないか
モノや形として本物か偽物か、
そんなことは重要じゃなくて
そこに心があるか。
それが大切なことなんだって
そんなメッセージが伝わる。
================
ところで
劇中の9歳のアディが
ものすごく手慣れた様子でタバコを吸っているの。
大人に憧れる女の子だから。
セクシーで美人なお母さんみたいになりたいと思っているんだよね。
で、そのしぐさがなんとも言えず可愛らしいんだけど
最近の傾向で
タバコシーンがあるからと
お蔵入りしちゃう映画にならないか心配。
(劇場ではないよ、ってところ強調?)
シウの大好きな映画。
意識しているわけじゃないけど
好きな映画って聞かれたときに
他の映画とともにこれが浮かぶ。
コラムの仕事でネタにするために
久しぶりに改めて見た。
やっぱり傑作だよね。
舞台は1935年。
大恐慌時代のアメリカ中西部。
聖書を売りつける詐欺師モーゼ・プレイ(明らかに偽名だ)が
馴染みの女の葬式に参列し
女の娘、9歳のアディと出会う。
アディは父親を知らない娘なんだけど
参列者の近所の人たちが
「アゴが似ている。」
とモーゼを父親じゃないかと噂していたことで
モーゼと旅をすることに。
旅はアディの伯母がいるミズーリ州セントジョーンズまで。
最初はいやいやアディを連れているモーゼなんだけど
アディが大人顔負けの頭の回転の速さで
詐欺の仕事にも役立つことに気づき
二人は良いコンビに。
いつか二人の間には父と娘のような愛情が生まれる。
当時全米ナンバー1ヒットになった作品。
アディ役のテイタム・オニールは
オスカー史上最年少(10歳)で助演女優賞を手に。
今もまだその記録は破られていない。
とは言っても、テイタムはその後子役としてしばらく人気を博したけど
お決まりの転落。
最近ではコカイン所持で逮捕なんていうニュースを聞いたところ。
SATCにサラの靴を弁償しないキラっていうムカつく母親役で出ていたよね(シーズン6ー9)
父親役のライアン・オニールはもちろん、テイタムの実の父。
「ある愛の詩」で日本でも人気だったけど
娘同様、スキャンダルばかりでやっぱり落ちぶれ感が。
先日亡くなったファラ・フォーセットの恋人で
ファラが死ぬ直前にプロポーズしたのが、ちょっと良いニュースだったかも。
本人も慢性白血病だったり
波乱万丈な人だよね。
デス妻でリネットのダメ夫、トムの父親役をやったり
BONESでブレナン博士の父親をやったりしてる。
なんて、
作品に関係ないことばかりだ。
なにしろ
今作のテイタムは素晴らしい。
そもそもテイタムありき、の作品で
テイタムの父親役なら、ってことでライアンがモーゼになったとか。
ハスキーで大人びた声ともの言い、
ただ可愛らしいだけじゃない風貌。
アディはテイタムじゃなきゃ、ありえない。
その後ドラマ化もされて、名子役ジョディ・フォスターが演じたんだけど
人気原作なのに、そっちはコケたとか。
やっぱりあまりにもテイタムの印象が強すぎて
さすがのジョディもKOだったんだろう。
「It's only a paper moon」
というジャズの名曲にヒントを得て
原作名「アディ・プレイ」を「ペーパー・ムーン」
に変えたピーター・ボグダノビッチ監督。
ベストセラー原作のタイトルを改題するなんて
当初映画会社も納得しなかったそうだけど
監督の親友の名優オーソン・ウェルズが大賛成してくれて力を得て、
改題に成功したとか。
アディ・プレイよりも全然良いよね。
映画の大ヒットで
原作も再版の際、「ペーパー・ムーン」になったとか。
このテーマ曲がなんてったって良い。
最初っから物語にがっちりと観客を引き込んでしまうの。
紙でできたお月さまも
絵に描いた空も
あなたが信じれば本物になる。
偽の親子、モーゼとアディも
二人の信じる気持があれば
本物の親子になるし
夢を信じれば、夢がかなう。
内容はとてもシンプル。
でも普遍的なテーマをストレートに伝えたかったという監督の意向は
しっかりと表現できている。
ハートウォーミングストーリーで
笑いも冒険も適度。
すべてがシャレた演出で
最後のオチのセリフを話すテイタムに
見るモノはホっとして
そしてしみじみ「良い映画を見たな」と思わせる。
73年の作品だけど
大恐慌時代を表現するためにモノクロで撮影。
(というのも、主役2人が金髪碧眼で、
カラーだと大恐慌っぽさが出なかったからとか)
ピンとが隅々までぴったりと合ってて、
そこには色々な背景が写りこんでいる。
それを見るのも楽しいよ。
おそらく見逃してしまうところが多いんだけど
監督曰く
「理由はわからないけど
何かあると感じてもらえるはず。」
=================
実在しているかしていないか
モノや形として本物か偽物か、
そんなことは重要じゃなくて
そこに心があるか。
それが大切なことなんだって
そんなメッセージが伝わる。
================
ところで
劇中の9歳のアディが
ものすごく手慣れた様子でタバコを吸っているの。
大人に憧れる女の子だから。
セクシーで美人なお母さんみたいになりたいと思っているんだよね。
で、そのしぐさがなんとも言えず可愛らしいんだけど
最近の傾向で
タバコシーンがあるからと
お蔵入りしちゃう映画にならないか心配。
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