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水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

「炎の人 ゴッホ」

2015-02-12 14:49:38 | 映画
カーク・ダグラス主演の1956年制作
「炎の人ゴッホ」を見た。

ただただひたすら、ゴッホがアホ。
兄の才能を信じて献身的に尽くす弟テオ。
彼の存在がゴッホにとっての救いであり弱みでもある。

「養ってくれる弟がいるくせに!」的なことを言われるたびに
手を燃やしたり、耳を切り取ったり、
ゴッホは自分が人並み外れた苦悩の中にいることを主張しても
それは到底他人には理解できない。
恵まれているくせに!となってしまうのは仕方ない。

とはいえ、
恵まれているか、苦悩の中にいるか、
それは本人の感覚でしかなく
作品を見れば、やはりゴッホは苦悩の中にいたのだとわかる。

ゴッホがみじめなほど、同居人ゴーギャンを大事に思っているところと
だったらもう少しゴーギャンに歩み寄ればいいのに、そうできないところ。
人にかける言葉が優しいところ。
そんな部分がとても印象的だった。

ゴッホの作品と重ね合わせる演出が楽しい。

失意の中で死んでいったけど
ゴッホが唯一無二の画家であることは間違いない。
それはテオの奥さんのおかげらしい。

日本での知名度はダ・ヴィンチ、ピカソ、ゴッホ、位じゃないのかな。


昔も今も、スキャンダルでもなんでも売名した人が勝ち、の世界なんだよね。
1枚も売れなかった絵を、今や100億とかで取引しているのを思うと
絵の価値なんて何なんだろうって思う。
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