★we were on a break★

水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

チョン・ドヨン主演『ハッピーエンド』・・・ジェホとシニョンも登場です。

2004-08-25 14:57:50 | 映画/旧ブログ 引越中
『スキャンダル』で遊び人チョオンを真の愛に目覚めさせる
貞淑な未亡人役を演じたチョン・ドヨン。
彼女が貞淑とは180度違う人妻を演じます。

以下、ネタバレしています。

全然ハッピーエンドじゃないし、
ミステリィ性もないです。

ドヨン氏、スキャンダルでもかなり露出してはいましたが、
これではもう、露出なんてレベルではなく、
まさに、現実のシーンのようです。
女優根性があるな~を超えています。

ドヨン演じるボラを取り巻く二人の男。
夫と元彼ですが、二人とも冴えないにも程があります。
ボラは外語学院の院長としてバリバリ働いている女性ですが、
夫は失業中で、
趣味は古本屋での立ち読み、
メロドラマを見ることなどで、
どうも態度が卑屈です。
元彼は顔立ちが冴えなくて、
ボラの家に無言電話をしたりしています。

なぜボラはこの元彼が好きなんだろう・・・、
何故夫はこんなロマンティストなのに、
妻に対してもっと優しくできないのだろう・・・。
色々な疑問が湧いてきます。

この二人の男達、チュ・ジンモとチェ・ミンシク という俳優ですが、
お二人とも素顔はとても素敵です。
(もちろん俳優なんだから)
それなのに、冴えなさ加減が素晴らしいのです。
言葉に出さずに心の深~い傷を演じる・・なんていうのがとても上手に感じました。

殺人シーンはもっと衝動的に行われるのかと思っていたら、
意外に計画的でした。
病気の赤ちゃんを抱えて帰った家の前で妻と愛人のキスシーンを見たら、
その場で逆上するのでは・・と思いますが、
そこはじっと耐えてフツフツと湧き上がった殺意を冷静に現実の形にしていく夫・・・。
解ってはいても、怖かったです。

私としては、“人を呪わば穴二つ”のような結末を期待していましたが、
残念ながら形の上ではそうはなりません。
ただ、罪を上手く元彼になすりつけた夫も、
決して幸せとは言えず、
単に塀の内外の違いのみで地獄は続くようです。

同じような不倫の末路・・的映画といえば、
『運命の女』が比較的最近です。
リチャードギアが絵に描いたような素敵な御主人であるにもかかわらず、
妻ダイアンレインが不倫に走るという設定で、この映画とは全く違いますね。
運命の女の方がどん底の中にもまだ救いがある、という感じです。

『ハッピーエンド』

『運命の女』


ところで、この映画ってSEXシーンがすごすぎ。
これを夜中に一人で観てる私って、
傍から見たら変だろうな~と
別に誰も見てないのにちょっと引いちゃいました。

それと、
夫が見てるメロドラマが『愛の群像』でした!
ジェホとシニョンの辛いシーンです。
日本語吹き替えで観ると、ものすごく違和感あります。


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