★we were on a break★

お久しぶり!

「カンパニー・メン」

2012-05-22 20:21:46 | 雑記
郊外の大きな家、
自分と妻の2台の高級車、
エリート校に通う子ども、
専用飛行機、
カントリークラブ、
別荘。

37歳にして年収12万ドルのボビーは
もちろん、年収2200万ドルのCEOを目指していたし
それは夢ではなかったはず。

それがゼロに。

年収12万ドルまで無くても
わたしたち日本人も今だに中流意識を持ってそこそこに暮らしている人が多いと思うけど
突然収入がゼロになることは、今や珍しくも無い現実。

こんな映画はホラー映画よりもゾっとする。

会社の為に尽くす人々が登場する。

自信に充ち溢れ、
エリート意識を隠しもしない37歳の働き盛り。
文字通り会社に心血を注ぎ、溶接工から重役にのし上がった60歳間近の男。
夫よりもエリート意識が強い妻を持った、心優しい実力者。

それぞれが仕事を失った時。

自分を支えるものが“仕事”だけの人々。
ゆえに
仕事がなければ、自分というものが持てないのだ。


それでもこの物語は人に希望を与えるものだと思う。

自分がこうと思ったもの以外にも
大切なものはあるはず。
今まで見ていなかったものや
見る余裕が無かったもの、
それらに目を向けることで
どんな危機も脱することができるということかもしれない。

ボビーの妻やその兄の、
血の通った善人ぶりがホっとさせる。


社員3000人、そして5000人のリストラ。

その背景には人生を狂わせる人々がさらに何倍も。

それらの人々を足蹴にして
自分の年収2200万ドルは守ろうとする企業のトップとは。

これは現実なのだと思うと
やはり世の中大きく間違っているなと思う。



カンパニー・メン - goo 映画
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