『ロシュフォールの恋人たち』

先日シェルブールの雨傘を見たのは
このロシュフォールの方を見たかったから。
ちょっと自分にもったいつけてみたわけ。
シェルブールが６４年でこれはその３年後の作品。

大スターたち、夢の共演という感じだ。

まず、
カトリーヌ・ドヌーヴ。
彼女の美しさって
お人形みたい、とか
陶器のよう、とか、
そういう褒め言葉を全部持ってきても足りない感じ。
そして彼女の姉のフランソワーズ・ドルレアック。
カトリーヌがお人形イメージなら、
彼女は洗練されたジャングルガールみたい。
決して色が黒いとかではなくて
危険な雰囲気があってワイルドなの。
残念なことにフランソワーズはこの年（６７年）に交通事故で亡くなってしまった。
そんなことが無ければ
きっとカトリーヌ・ドヌーヴを超える大女優になったかもって思わせる。

他にも
ジョージ・チャキリス、
ジーン・ケリー
ダニエル・ダリュー
そして
シウの心の映画、「ニューシネマパラダイス」のジャック・ペラン。

物語はとっても単純で
かなりじれったい、恋のさや当てゲーム（そんな古い言い回しがぴったり）
どうってことないんだけど
ロシュフォールのどこまでも明るい風景が魅力的だ。

それに
女子のファッションって
永遠不滅、みたいなものがあるのね、っていうのも実感させる。
デルフィーヌとソランジュの二人は
パステルカラーのマカロンのよう。
最近ブームの女優帽も
カラフルでお花いっぱいのが登場。
目を楽しませてくれるよ。

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