ある程度のズルを。

腹黒いシウは、しらっと嘘をつくなんてことをする。
それは“対男子”って場合ね。
「ウソも方便」っていう言葉は
シウの座右の銘なんだもん。


ヤフーのトップ画面の下のほうに
ヤフー知恵袋のコーナみたいなのがある時あるでしょ。
あまりにもアホらしい質問とか回答とかあって
けっこう楽しめるときがあるよね。


今朝、ちょっと目に付いたものがあった。
それはシングルファーザーの方の質問。
いつもシウが楽しんでいるあほらしい質問とは全然違う感じ。

なんでも
お嬢様の幼稚園入園にともない（だったかな）
バッグやら何やらを手作りしないとならないそう。
お困りの様子だった。

寄せられたお答えは
●手芸用品店に行けばアドバイスをくれる。（具体的な店名まで）
●今のミシンは簡単でキャラクターの刺繍なんかも容易。
などなど。

今のミシンが簡単なのはわかるけど
昔も今もミシンなんて使ったことがない人には
何を用意するか、どう糸を通すべきか、
そもそも、ミシンってどんなだ？
って感じかもしれないから
簡単、なんて言われたって困るだろうな。


男性に限らず
（今は男性の間に手芸ブームがあるらしいけど）
女性だって手芸なんて嫌いな人は多い。
もちろん、手作りするのは良いことだけど
だからって、お母さん、お父さんが作ったものが子供にとって一番幸せ、
という決めつけはどうだろうって思うんだよね。

シウの周りには
その“手作り”品をすべて外注している人がいる。

子供３人いるんだけど
第１子、第２子はファミリアで。
第３子はファミリアがそのサービスをやめてしまったので
近所の手芸屋さんで。
ファミリアで頼んだ時はブランドのバッグ程の金額がかかったそうだけど
出来上がりは
完璧に手作りに見える、
しかもファミリアの上品なテイストを残したもの、
だったそう。

それでいいじゃん。って思う。
子供はお母さんが作ってくれたって思うし
だいたい手作りかそうじゃないかで親の愛情なんて測れないよ。

がんばりすぎっていうのが禁物。
その方がそうとは言わないけど
人間がんばりすぎると
どうしても
「こんなに頑張っているんだから・・・」
っていう感情が生まれる気がする。
それよりも
「ちょっとズルしちゃったな～」
っていう位のほうが
相手にたいしても若干の引け目もあり
意外にうまい人間関係が築けたりするんじゃないかしら。

これは、シウの口癖である
「ある程度の浮気心は
　恋愛関係を上手く運ぶ。」
に通じるかも。


前述のシウ知り合い、
恋愛時代は彼氏への手作りプレゼントと称して
色々なものを外注してたよ。
他にも
彼氏との屋外デートに持っていくお弁当を
容器持ち込みで近所のカフェに外注してた。

でも、彼女は良いお母さんだし
家庭は円満だし
彼女のやり方は“利口”以外のなにものでもないとシウは思う。

他人にも、そして自分にも優しく。