割れ鍋に綴じ蓋・・・まさに。
人は皆割れ鍋で、そして綴じ蓋でもある。
そうありたい。
と思わせる作品だった。
完全な人なんていないと思うし
もし自分が完全な人であり、
特別なサポートを必要とする人たちを不完全と思うなら、
それは本当に大馬鹿な考えだと思った。
監督のゴールドバッサーにも
やっぱり特別なサポートを必要とするお子さんがいるとのこと。
とても個人的なところを描かないとならない本作の製作を
監督だからこそ成功させたと思う。
母の葬儀で聖書を読むガディのシーンで
すぐにこの純粋な青年(38歳みたいだけど)の魅力に引き込まれる。
そして、ソーシャルワーカーたちを説得するスピーチシーンは圧巻。
美しい言葉や滑らかな弁舌が人を動かすのではなく
心からの言葉こそが人を動かすのだと
どこぞの首相に見てほしいと思った。
これは絶対に見るべき作品。
素晴らしいです。
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