「99分、世界美味めぐり」

これは面白い。

美食の紹介というより、
美食を世界に紹介したい人たちを紹介しています。

いや、美食を世界に紹介したい、ではなく、
「美食を通じて、自分を世界に紹介したい」ですね。

ブロガーが主人公のドキュメンタリです。

ということで、SNSが大好きな現代人ならみんな共感できるのでは？

ブロガーが男性か女性か、若いか年配か、によってもたいぶ料理に対する態度が違います。

三ツ星レストランを全制覇した人も出てきますが、どこのレストランに行ってもそれほど嬉しそうではないのが印象的。
彼は美味しいものを求めているというより、すでに実は美食に麻痺してしまっていることに気づきたくなくて、美食探求を続けているという感じでした。

色々と感じることが多い、異色作です。