『タワーリング・インフェルノ』

ＢＳ２のアカデミー特集で。

超高層ビルでの火災、
パニック映画の元祖みたいに言われているよね。

シウは今までタイトルと、ビル火災の映画、
っていうことくらいしか知らなかったんだけど

見たら、なんとなんと！！
大スターばかり。

スティーブ・マックイーン、
ポール・ニューマンはもちろん、
フェイ・ダナウェイ
『華麗なるペテン師たち』の紳士的な詐欺師役、ロバート・ヴォーン。
（すごく若い！当たり前だけど）
それにそれに
シウが子供のころ見て号泣しちゃった『慕情』の
ジェニファー・ジョーンズ（昨年亡くなったよね）
ウィリアム・ホールデン。
さらに、
いつもチャーミングなタップの王様、
フレッド・アステア。
あとはＯ・Ｊ・シンプソンなんかも・・・

時代が経っているため
さらに全員神格化しているし
今見ると、当時よりももっと驚きって感じじゃないかしら。

１３８階っていうビルは、今でも超高層だし
そこの８１階で火災が起きるんだけど
その火があっという間に燃え広がるというわけではないので
それがさらに恐怖を与える。
徐々に徐々に火が広がっているのに
その上の階でパーティーをしている人たちはそれに気付かない。
そして気付いた後も、どうも悠長に構えている。
その緊張感は観客だけが感じている。

今のパニック映画は
もう少し時間も短いし、たたみかけるように一気に終焉に向かう、
そんなスタイルが多い気がするけど
これは時間も３時間近く、
前半の静の状況から後半の動、の状況まで
めりはりある展開。
ＣＧを使わずにあそこまで表現するのは
さすがだと思った。

３時間もあると思って躊躇してたけど
全然飽きずに最後まで楽しめた！

フレッド・アステアが助演男優賞にノミネートされたようだけど
本当に印象的な演技だった。
タキシード姿の格好良さは、さすが！！！！

上の写真はフレッド・アステア、もっと若き日の。