★we were on a break★

お久しぶり!

おにぎり爆弾事件

2010-06-07 23:42:01 | 家族
見た目は全然ファンキーじゃなくて
子どもたちや孫たちに関しては
かなり心配性を発揮する両親。

彼らの仲は複雑だ。

小さい頃から
大学生位になるまで
シウ母はシウたち子ども3人に

「お父さん位、責任感のある立派なお父さんはいない。
 信頼し、尊敬しなさい。
 お父さんは絶対です。」

みたいな教えを貫いてきた。

ということで
シウたち子ども3人は
父親に対し、畏敬の念を抱いてきたのだ。

でも、
大学生位になって
威厳いっぱいに見える父親が
意外に遊び人な部分もあるし
スピード違反の常連だし
夜遊び大好きで
台湾とかに“知ってるオネーチャンたち”もいるってことに気づいてきた。

そのせいか
母も父と堂々と喧嘩するようになったんだよね。
「本当は不満も沢山あったんだよね!」
とか。

それでも、
小さい頃から植え付けられた“お父さんってすごい”という考えは
無くならないんだけどね。


先日のこと、

母が腰が痛くて、
朝食の後、ソファで横になっていたとか。
そこに父もいて
ちょうどテレビで
“自営業主の立派な奥さん”みたいな人の
ドキュメントをやっていたそう。

そうしたら
女心が分からず、
デリカシーゼロで、
結局やっぱり男らしくボンクラな父が母に

「世の中には、こんなに立派な奥さんもいるんだよ。」

って、言い放ったそう。

母のために書いておくと
母は父と結婚した当初は
住み込み従業員をたくさん抱えた父を助け、
仕事の手伝いをし
今も後を継いだ弟の助けをしている。
それに父よりもずっと年下なので
自分よりもだいぶ年上の“義理妹”の面倒まで見ているのだ。
(いまだに)
シウは怠け者だけど
シウ母は人間性に問題は多少あっても
仕事面と家庭面で十分に父を支えてきた。

「横になってぐうたらしてる。」

なんて言われる筋合いはまったくない。

他所の奥さんと簡単に比べられて、
一気にヒートアップした母。

腰の痛みも忘れて
やおら立ち上がり、
猛然と家事を始めたそう。
「一生、口をきかない!!」
と心の中で唱えながら。

でも朝食の残りご飯の始末をしていて我慢は限界を迎えた。

残りご飯で作ったおにぎりにラップをして
母の怒りも知らずに、ソファーに座っていた父めがけて

「あなたなんか、大嫌い!!!」

と投げつけた。

すると父も激怒して

「出ていけ!」

と怒鳴った。

しかし母、

「じゃあ今すぐ財産の半分を計算しなさい!」

と怒鳴り返す。

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その後二人とも家出し
母が戻った時に
居間のテーブルの上に
“諭吉”が1枚。

「さっきは悪かった。」

って手紙でも書いた方が
諭吉よりも意外に効果的だったと思うけど
あの世代の男にそんなことはできないよね。

ま、実際は諭吉の方が嬉しいけど。

1万円で父を許しちゃった母。

安上がりだな~~~~

===================

ところで、
母はこの出来事を振り返り、

おにぎりをラップしてから投げた・・・
ってことで
自分をあっぱれって思っているらしい。

「掃除するのは自分だから、
 そのまま投げられないでしょ。
 我ながら冷静に対応できたわ。」

その後、
そのおにぎりは誰か食べたんだろうか。



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