ずっと見たかった『ぐるりのこと。』を見てきた。
すごく辛くて、
すごく重くて、
すごく優しい映画だったよ。
何事も計画し、きちっとそれをこなしていきたい翔子。
女の人とみれば、手を出さずにはいられないカナオ。
どこにでもいる2人。
っていう表現はよく使うけど
本当にどこにでもいる2人。
まぁ、夫が法廷画家だなんていうのは珍しいけどね。
シッカリものの妻と、なんだか頼りない夫。
「わたしがしっかりしてれば大丈夫。」
という妻の意志で始まった結婚生活なのに
シッカリものだからこそ
色々と思うように行かなかった時に
ウツに向っていってしまうのは
よくあることなのかな。
男から見たら、
このカナオっていう男はまったく不甲斐ない感じで
ダメなやつ、っていう分類になるんだろうけど
女から見たら全然違う。
今や女子も稼ぐ時代。
「金を稼いで裕福に暮らさせてやってる。」
なんて、昔のいわゆる“男”らしい男たちは、
こういう男に足元すくわれるよ。
妻をただ見守る、
そしてハナを拭いてやったりするような
こんな地味で柔らかな優しさがなんとも心安らぐ。
翔子には沢山の女子が共感するんだろうな。
病気にまではならなくても
どこかに同じような感覚があるでしょ。
シウの大好きな「SATC」の女子たちとは全然違うのに
やっぱり同じく共感できる部分があるなんて不思議。
共通点といえば、
優しい男の存在、なんだけどね。
ところで
ここのところお姑さんの話を聞く機会が多くて、
それで思ったんだけど、
翔子にはお姑さんが居ないの。
だから乗り越えられたのかもしれないとも思った。
カナオの側の親類が疎遠になっているから
問題が起きた時に純粋に“夫婦の問題”として解決していけるでしょ。
これでカナオに母親がいたりすると
子どもの流産でも、うつ病でも
きっと外野のチャチャが入って
問題はどんどん複雑になっていくんだよね。
夫婦の物語として
配偶者がいれば誰もが共感できるのかなとも思うけど
きっと
「あ~あ、うちはこうは行かないよな~」
ってため息付く人も多いかもしれない。
ぐるりのこと。 - goo 映画
すごく辛くて、
すごく重くて、
すごく優しい映画だったよ。
何事も計画し、きちっとそれをこなしていきたい翔子。
女の人とみれば、手を出さずにはいられないカナオ。
どこにでもいる2人。
っていう表現はよく使うけど
本当にどこにでもいる2人。
まぁ、夫が法廷画家だなんていうのは珍しいけどね。
シッカリものの妻と、なんだか頼りない夫。
「わたしがしっかりしてれば大丈夫。」
という妻の意志で始まった結婚生活なのに
シッカリものだからこそ
色々と思うように行かなかった時に
ウツに向っていってしまうのは
よくあることなのかな。
男から見たら、
このカナオっていう男はまったく不甲斐ない感じで
ダメなやつ、っていう分類になるんだろうけど
女から見たら全然違う。
今や女子も稼ぐ時代。
「金を稼いで裕福に暮らさせてやってる。」
なんて、昔のいわゆる“男”らしい男たちは、
こういう男に足元すくわれるよ。
妻をただ見守る、
そしてハナを拭いてやったりするような
こんな地味で柔らかな優しさがなんとも心安らぐ。
翔子には沢山の女子が共感するんだろうな。
病気にまではならなくても
どこかに同じような感覚があるでしょ。
シウの大好きな「SATC」の女子たちとは全然違うのに
やっぱり同じく共感できる部分があるなんて不思議。
共通点といえば、
優しい男の存在、なんだけどね。
ところで
ここのところお姑さんの話を聞く機会が多くて、
それで思ったんだけど、
翔子にはお姑さんが居ないの。
だから乗り越えられたのかもしれないとも思った。
カナオの側の親類が疎遠になっているから
問題が起きた時に純粋に“夫婦の問題”として解決していけるでしょ。
これでカナオに母親がいたりすると
子どもの流産でも、うつ病でも
きっと外野のチャチャが入って
問題はどんどん複雑になっていくんだよね。
夫婦の物語として
配偶者がいれば誰もが共感できるのかなとも思うけど
きっと
「あ~あ、うちはこうは行かないよな~」
ってため息付く人も多いかもしれない。
ぐるりのこと。 - goo 映画
彼女の生徒さんが、この映画の照明係をしたとか・・・ 思い入れが特に強かった事もあるんですけど。
シウさんの記事を読んでなお更見たくなりました。
下のお姑さんの箇所。
大いに納得。
うちも距離が離れているので、夫婦で解決しなくちゃいけないことが多かったので、
良かった~と思うことしきりです。
じゃなかったら、 別々になっちゃったかなあ・・ かも。
まず、夫婦の絆がしっかり出来るまでは、
親戚は見守るのが一番ですよね・・・
コミカルな所も多い映画だと思っていたんですが
意外にも考えさせられて
しかも現代の解決できない問題を色々含んでいて
重い映画でした。
昔はきっとお嫁さんは「こういうものなんだ。」と
思い込まされていた部分もあるので
大家族でも耐えられたのかもしれないけど
(もしくは破綻してたんだろうけど)
現代ではやっぱりこういう風に
夫婦の問題は夫婦だけで解決するしかないかもしれないと思いました。
その点でいえば
このカナオと翔子の2人は幸せだと思います。