『ミルク』

いつものごとく
公開が遅れているシウの住む方でも
まもなく公開になる話題作。

試写会で見てきた。


今から３０年～４０年前、
ゲイは性犯罪者と同じように扱われていたってことにショック。
売春婦や泥棒とも同じ。
ゲイ＝小児性愛者っていう意見を
堂々とテレビで披露している“常識人”たちがいたなんて。


もちろん、
いまだ米国ではゲイへの差別があると思う。
日本ではなんとなく知識が無いままに
『ゲイは差別すべきではない』という意識が先に来ているかな。
心の中でどう思おうと
「私はゲイを差別していない。」という顔をしなければならないってことを
皆知ってる、ってことかも。

ＨＩＶに対する政府の思惑に
ゲイが利用されてしまったっていうのもあるし。

ともかく、
こうして命を懸けて戦ってくれた人がいたから
今のわたしたちの権利がある。
“女性”にしろ、“黒人”にしろ。
日本だと“”差別とか。
（これは田舎にはまだ根強くて、すごく驚くよ）

ゲイから職を奪ってしまう法案が否決されたとき
「こんな法案が通ってしまったら
　わたしたちは子どもに自分と違う人を理解しなさいと教えられない」
と言っている人がいた。

ゲイということで悩み
自殺したり、病院に入れられたり、
数え切れないほど多くの人が涙をのんできたんだよね。

ハーヴィー・ミルクをただ“英雄”として描くのではなく
彼はスーパーマンではなく、
彼も１人の寂しさと弱さを持った中年男だったところも見せている。
虐げられた人を助けたい、
誇れる人生を送りたいと必死だった。

ジェームズ・フランコが大好きなシウは
ショーン・ペンと“寝る”姿にも
やっぱりときめいてしまうのでした。

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