渉の足跡

SL230からSEROW250Sへ変化しても、ひき続き「バイク旅」を主な話題に ぐだぐだと書き綴るブログです。

4速化実行の回想録2(組込みと試運転)

2010-07-18 21:00:52 | HONDA SuperCub
速化の実行は、夏が終わった10月頃に実行するつもりでいましたが、親類の不幸でゴールデンウイークの予定がすべて中止となり、ならばと部品(4速ギア)の取出しを行うことにしたのでした。

これが予想に反してスムーズだったことと、部品の組み付け順序を忘れてしまいそうだったので、バタバタとガスケット等の消耗品を手配し、翌週に4速ギヤを組み付けを実行することにしました。


更に、何の根拠もなく、4速巡航ではトルク不足になるのではなかろうかと思い始めていた私は、暇つぶしで見ていた○○オークションで、97ccのシリンダーとピストンを衝動買い(落札)してしまったのです。

4速化実行の前々日にボアアップキットが届き、どうせエンジンをばらばらにするのなら、ついでにボアアップもしちゃえと、急遽ボアアップ作業も追加することにしました。





一応、計画(手順)として

・作業日数は1日。(部品取り出しで自信をつけていたので、1日でおつりがくると思ってました)

・シリンダーヘッド、シリンダー、クラッチの取り外しまでは、エンジンを載せたままやる。

・フライホィール、クランクシャフトは外さない。

・ガスケットは基本的に再利用する。(念のため、クランクケース中右の2枚は入手)

・ついでに97ccへのボアアップも実行する。





で、実際には丸2日を要してしまいましたが
エンジンがかかった瞬間は涙目でガッツポーズをし、冷静さを完全に失った私は暖気もしないまま、エンストするエンジンをごまかしごまかし、近所一周(実際は3周しました)の試乗に出たのであります。

走りは、まさに異次元、これがほんとうにカブか(?)と信じられない感覚でした。(その時は...)




4速ギアの組付けに、2日もかかってしまった原因(ミス)のベスト5は、

~ 1位 ~
シフトドラムを綺麗に清掃したとき、シフトフォークを逆に付けてしまい、そのまま組み込んでしまった。
クランクケースを仮締めして、変速確認でまったく動かない? 練習では上手くいったのになんで? 
結局、原因が分かったのは次の日でした。


~ 2位 ~
エンジンばらしが順調だったこともあり、クランクケースのガスケットを交換することにしたが、古いガスケット剥がしに、とんでもない時間がかかってしまった。
おまけに、クランクシャフトを外さなかったので、散らばったガスケットのかすを掃除するのに また時間がかかった。
  

~ 3位 ~
クラッチのドライブプレートにプライマリドライブギアをはめ込みしないまま取り付け、ロックナットが締まらず、4時間後にすべてを理解できた。


~ 4位 ~
プライマリドリブンギアとクラッチを取り付け、さてキックスタータシャフトを付けようとしたら、ドリブンギアが邪魔になって付かない。またクラッチを外しからやり直した。


~ 5位 ~
オイルポンプを外さず作業を進めていたが、駆動軸が上手くかみ合わずクランクケースを仮組みする毎に外すことになった。


こんな状態で作業を進め、仮にも動いたことは奇跡的であるのか、スーパーカブが偉大なのか どっちでしょうか?

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