ひゃまの飛んでもない光論





Hyama Natural Science Research Institute

光速度不変の原理の破れ

2020-08-03 01:49:43 | 記事
よく相対論を信じる人たちから、光速度不変は実験では破れてないから、破れてない内は相対論が正しいという言葉をよく聞く。本当に過去に破れている実験はないか? 調べてみたら、あるわあるわということで、紹介します。

まず、光速度が不変なら、等速直線運動で相対運動する者同士は、お互いの時計が遅れてみえるという時計仮説があります。

時計のパラドックス[編集]
今、ここに一組の双子がおり、二人は慣性運動しながら次第に離れているとする。このとき兄から見ると、弟の時計は遅れてみえ、逆に弟から見ると兄の時計は遅れてみえる事が特殊相対性理論から帰結される。これは一見奇妙に見えるため、時計のパラドックスと呼ばれることもあるが[39]、実は特に矛盾している訳ではない。なぜなら慣性運動している二人は二度と出会うことがないので、もう一度再会してどちらの時計が遅れているのかを確認するすべはないからである。

以上の二つは特殊相対性理論の説明として正しく、等速直線運動は紛れもなく慣性運動であり、お互いに時間の遅れが観測されると、光速度不変は正しいのです。

しかし時間の遅れは、本当にお互い様に見えるのでしょうか? それがはっきりする良い実験がありました。

以下の数式と図は以下参照、④相対論的ドップラー効果の検証実験-マッカーサー(D.W.MacArthur)らの実験ー

画像3

相対論的ドップラー効果を利用して、Nd添加イットリウムアルミニウムガーネットレーザーの第4高調波光子のエネルギーを、800MeVの原子状水素(H0)ビームとの交差角θを変化させることで、移動する原子の基準枠内で1.4から15.8eVの範囲にシフトさせた。H0のよく知られたライマン転移(1sからnpまで)の交差角θを測定し、これらのデータをE=(E0/g0)γ(1+β cosθ)の式でフィットさせた。このようにして得られたE0/g0の値をレーザー光子のE0の測定値と比較すると、β〜=0.84でg0=1.000 04(27)が得られた。このようにして、g0=1という特殊相対性理論の予測は、2.7×10⁴の精度で検証された。

画像4

γ>1ですから、周波数が上がる=青方偏移するということです。あれ?慣性系同士ならお互い時間の遅れは赤方偏移になって観測されるのでは? 時間が早くなって観測されているじゃん。どうなっているの?

こんなに、はっきりした結果がでているのに反論した学者はいないか、調べました。

1907年に、アインシュタインは時間拡張を確証するために飛行原子を使った実験を提案しました。その論文では、飛ぶ原子は飛ぶ時計として考えられていました:ドップラー効果への言及は間接的でした(スタークによる実験の1次v / c)。1922年に、シュレーディンガーは(飛行)原子による光量子の放出がエネルギーと線形運動量の保存則によって規制されることを示しました。したがって、光子のドップラー効果は、原子と光子の間のエネルギーと運動量の交換の結果です。中心的な役割は、量子エネルギーのジャンプです。Δ E遷移の(相対論的不変量)。アインシュタインによって考案された実験の最初の実現は、Ives and Stilwell(1938)によるものです。それ以来、今日まで、この種の実験は、より良い精度および/または特殊相対論の予測からの逸脱を求めて繰り返されてきました。際立った特徴は、これらの実験を扱ったすべての論文がシュレーディンガーの力学的な扱いを完全に無視していることです。この省略の起源にはさまざまな種類があります:実用的(どこから来ても、公式間の合意と実験)、歴史的(光の波動理論の深い根づき)、および認識論的(基本的な認識論的ルールの無視)。

このシュレーディンガーがいう力学的な扱いが、慣性系→非慣性系→慣性系という慣性系間は非慣性系を挟まないと推移しないという、ニュートンやガリレオのいう慣性の法則(慣性系と非慣性系の区別を宣言)が正しい慣性系なんです。

ですが、実験で光速度不変を前提にしたお互いに時間が遅れて見える未慣性系はあり得なかったことが証明されているのに、無視されているのは悪質です。

マッカーサー(D.W.MacArthur)らの実験は、以下の(c)と同じで、反射が透過に変わっただけで、光行差がない分(c)より二次ドップラー効果がはっきりします。0.84cで運動する水素原子ビームの水素がたまに光子にエネルギーを与え、高調波に現れるのを計測している実験です。

5.相対論的速度で動く鏡からの光の反射 -レーザー・プラズマが作る航跡波からの電磁波の反射と周波数上昇-

相対論の場合は、こういう破れている実験を正しかったと言い張って誤魔化しているので要注意です。「相対論的力学のお互い様じゃない実験結果」は、「特殊相対論のお互い様の時計仮説」を否定しているのに、プロの学者に正しいと言われれば素人には区別つかないというか、そもそも基礎知識がないので騙しにしかなりません。

しかし、相対性理論が明らかにしたように、可秤質量を観測する座標系によって“質量”という属性も変化するものと考えなければならない。そのため、力の定義としては、プランクが指摘したようにニュートンの最初の定義“運動量の時間的変化が力に比例する”に返るべきです。そして、“運動量は慣性質量と速度の積である”とすれば、慣性質量がその運動方向によって異なる非対称的な不条理も無くなる。この形が相対論的に適切な形でしょう。

他にもあると思うので、見つけたらコメントください。

 


運動で等方的に収縮した観察者へ超光速通信

2020-07-02 01:34:45 | 記事

発表を頼まれたのでどういう内容にしようかと、

「特殊相対論は間違ってすらいない」なんてやっても、「膨張宇宙のすべての物は加速運動していて、加速していない物は存在しない」と言えば、すぐ終わるし、

「一般相対論と量子論は融合しない」なんてやっても、そんなん当たり前だし、

今の観測結果から相対論を信じてないからこそ言える、表題の「運動により収縮した観察者へ超光速通信」にする。


1、まずは周波数の復習から.

周波数(しゅうはすう、英:frequency)とは、工学、特に電気工学電波工学音響工学などにおいて、電気振動電磁波振動電流)などの現象が、単位時間ヘルツの場合は1秒)当たりに繰り返される回数のことである。 https://ja.wikipedia.org/wiki/周波数


2、(観測者と同じ慣性系の)真空中の光速は一定.

ここで問題になるのが、真空中を進む電磁波の場合、その位相速度 v は光速 c に等しい。すなわち、上の式は次のようになる。

(1) f=c/λ (Hz).

にしているところだ。これは絶対静止座標系+電磁気学の自由空間を組み合わせたら、そうなるが、

電磁気学において、自由空間(じゆうくうかん、free space)とは一切の物質が存在しない仮想的な空間である。真空中の光速および、真空の透磁率真空の誘電率といった物理定数により定義される。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%94%B1%E7%A9%BA%E9%96%93

マクスウェルの方程式は、絶対静止座標系に縛られないので、

当初はこれを「マクスウェルの方程式は絶対静止座標系[1]においてのみ成り立つ」と解釈し、絶対静止座標系以外の慣性系では、ガリレイ変換されたマクスウェルの方程式が成り立つと解釈されていた。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%82%A4%E5%A4%89%E6%8F%9B

ちなみにニュートン力学も、絶対静止座標系に縛られない。

ニュートン力学では、宇宙における絶対静止座標系が存在しないので、あらゆる速度は常にその時々の観測者から見た相対速度である。https://ja.wikipedia.org/wiki/相対速度

同じ慣性系の真空中の光速は一定であるというのが正しい。位相速度は運動速度ではなく波動速度なので、vは止めてwにする。

(2) w₀=f₀ λ₀=c =299,792,458 (m/s).

マイケルソン・モーリーの実験(マイケルソン・モーリーのじっけん、Michelson-Morley experiment)とは、1887年アルバート・マイケルソンエドワード・モーリーによって行なわれた光速に対する地球の速さの比 (β = v/c) の二乗 β2 を検出することを目的とした実験である[1][注釈 1]https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%AE%9F%E9%A8%93


3、加速した物体の時計の進み方は遅れる.

次に観測対象の物体を加速して運動速度vになったとする。

観測者は2の系にいるから、波動速度w₀=cのままだが、運動した物体の波動速度wは、

(3) 速さ(m/s): w=√(c²-v²).

(4) スケール: γ=c/w=1/√(1-v²/c²).

(5) 長さ(m): λ=λ₀√(1-v²/c²)=λ₀/γ.

(6) 時間(s): T=T₀√(1-v²/c²)=T₀/γ.

w<c、λ<λ₀、T<T₀、したがって静止する観測者からみて、運動する物体の時計は遅れ、物のサイズは収縮する。

はじきの法則とは?距離(道のり)・速さ・時間を計算する公式について!

距離=速さ×時間、 速さ=距離÷時間、 時間=距離÷速さ

https://towatowa.net/hajiki-law/


4、速した観測者の時計の進み方も遅れる.

マイケルソン・モーリーの実験を説明するなら、観測者からその公転運動をどのように説明するかを示さないのは手落ちです。

次に観測対象の物体は2の静止したままで、観測者を加速して運動速度vになったとする。

観測者は基準にしないといけないのでw₀=cのままだが、物体の波動速度wは、

(7) 速さ(m/s): w=√(c²+v²).

(8) スケール: γ=c/w=1/√(1+v²/c²).

(9) 長さ(m): λ=λ₀√(1+v²/c²)=λ₀/γ.

(10) 時間(s): T=T₀√(1+v²/c²)=T₀/γ.

w>c、λ>λ₀、T>T₀、したがって運動する観測者からみて、静止する物体の時計は進み、物のサイズは拡大する。

3,4のことを図に表すと、(b),(a)になりますが、2の時点では、光源も観測者も同じ大きいままだ、4の物のサイズが見かけ拡大してみえるのは、観測者のサイズが小さくなったからだ。

運動する観測者の直接的な短縮の実験は中々難しいが、

1911年に、ウラジミールバリチャクは、ローレンツによれば、客観的な方法で長さの収縮を見ると主張しましたが、アインシュタインによれば、それは、「時計の調節と長さの測定の方法によって引き起こされる明らかな主観的な現象にすぎません」。[20] [21]アインシュタインは反論を発表した:https://en.wikipedia.org/wiki/Length_contraction#:~:text=Length%20contraction%20is%20the%20phenomenon%20that%20a%20moving,a%20substantial%20fraction%20of%20the%20speed%20of%20light.

要は、(a)のようなケースの光源からの光波がどこで短縮するかを示せば良いわけで、以下の飛翔鏡の実験では鏡に入光した時、波長が縮み周波数が上昇するので、光源間が真空なら縮んだ観測者基準の光速度cに対して伝搬中の光は超光速になる。

ほぼ光速で進行する鏡からの光の反射について解説を行う.このような飛翔鏡では二重ドップラーシフトにより,反射された光の周波数は上昇し,パルス幅は圧縮されるため,応用上大変有用な光源となる可能性がある.http://www.jspf.or.jp/Journal/PDF_JSPF/jspf2010_03/jspf2010_03-164.pdf#search='%E9%A3%9B%E7%BF%94%E9%8F%A1'

この二次ドップラー効果が黄色から青や赤に変わるのが、どちらが動いているかの信号になる。しかしながら等速直線運動で光源か観測者のどちらか動かして、縦ドップラーを取り除いた横ドップラー効果だけの比較実験が難しかった。飛翔鏡は、止まっている観測者が等速直線運動している飛翔鏡から横ドップラー効果だけ取り出すことができる。本来は、振動数の増幅という意味で応用を考えたのだろうけど、等速直線運動している鏡の反射で静止している観測者からみても、運動している観測者と同じように青色に変わる、しかも変化は観測者(鏡)の等速直線運動の速度だけなので、距離も変わらず、波長が縮み、振動数の増幅になる。何処で何時で二次ドップラーシフトが起きているかがわかる。
しかも亜光速なので、微妙な周波数の変化で悩む必要がない。

よく言えば、100年以上たってやっと、その信号機を手に入れたともいえる。

このような観測者からみて超光速現象にフライバイ・アノマリーがあるが、その起こる仕組みを示した以下の論文が示す通りである。

距離比例シフトを伴う進行波モードの観測的証拠 https://iopscience.iop.org/article/10.1209/0295-5075/110/54001


5、お互い様にはならない.

この何時何処で二次ドップラーシフトが起きているかという情報を抜いちゃうと、アインシュタインマジック(同時の相対性)お互い様ということになる。

双子のパラドックスはどちらを加速かで説明つくとされているけれど、どちらを加速したかわからない時計仮説の方は、何処で何時二次ドップラーシフトが起こるかが解れば、基準周波数がどちらにシフトするかでどちらが加速してるかの説明がつく。

したがって加速した方はどちらかなので(もちろん両方でもいい)、スケールが非対称になる。

それを(7)式を(3)式のように扱って区別しないで、時間の遅れはお互い様にしたのが特殊相対論だ。この再会しない時計のパラドックスを仮説として使っている。

時計の仮説は、アインシュタインの最初の特殊相対性理論の1905年の公式に暗黙的に(ただし明示的にではなく)含まれていました。それ以来、それは標準的な仮定になり、特に粒子加速器での非常に高い加速までの実験的検証に照らして、通常、特殊相対論の公理に含まれています。[30] [31]https://en.wikipedia.org/wiki/Time_dilation#Clock_hypothesis

それを誘発した原因が二つある。

・まず2の時点で波動速度(w)を光速度(c)と同じに取り扱って波動速度を変えれなくなったこと.

・3の時点で波の波動速度(w:波動性)を物の運動速度(v:粒子性)を区別せず取り扱ったこと.

高校の物理でも運動と波動は別に取り扱っている。

わかりやすい高校物理の部屋.

絶対静止を基準にした場合の動作は、静止or運動.

(静止しているものなど宇宙に無い。)↓

光速度を基準にした場合の動作は、波動or運動.


6、光速度不変が間違ってないと起こる問題.

これが間違ってないとすると、

「光度可変、間違っていれば安心、間違っていなければ,それが問題なのだ」http://tutidadavinci.web.fc2.com/buturi_kuronuri.pdf

観測者が運動する事象で未解決問題が蓄積する。

三種の加速による光学的周波数偏移

・一般相対論と量子論が融合しない。

アインシュタインの等価原理により、エネルギーの増減とスケールの変化を区別してないので、

実はうまくいかない理由はある程度わかっています。 これは質量を持つ物体の「大きさ」が一般相対論と量子力学で反対の振舞いをすることに関係しています。 一般相対論によるとブラックホールの大きさは質量に比例します。 一方,量子力学によると物体は波のように振舞い,その波長はその物体の質量に反比例します。 つまり,物体の大きさの目安となる長さは,重力では質量に比例し,量子論では質量に反比例する,という具合に完全に反対になっていて,これが重力と量子論を一緒に考えることが難しい原因なのです。 http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/science/quest/research/---1.php

ニュートン力学の慣性力と重力に絶対静止基準系を組みわせたら、質量が等価になるしかない。 しかし光速度を基準にした場合は、光の運動量やエネルギーが本質なので、

エネルギーを足し算出来るのが重力質量 、E=M₀ c²+p c.

その足した結果の相対速度によるスケールの変化が慣性質量、m=M/√( 1±v²/c² ).
重力と慣性力がつり合っていても、慣性質量≠重力質量なので生じるのが水星の近日点移動の誤差. 

重力加速による水星の近日点移動

p=h f/c=M c=m w・・・光の(運動量の)等価原理.

・高速な事象は相対論、ミクロな事象は量子論、ニュートン力学は低速でマクロな近似という教育

受験用のニュートン力学+相対論と量子論はさわりしか初学で教えてない。

直せば中学の数学で理解できる内容なのに、納得感が得られないので物理離れ.

こうしたことと直接,関係があるかどうか分かりませんが,いま,青少年の「理科離れ」,なかでも「物理離れ」が目立っています.物理学を学ぼうとする人が減りつつあるのです.日本物理教育学会でも,危機感をもって,どう対応すべきか対策を模索しているようです.https://www.jps.or.jp/books/50thkinen/50th_01/015.html


7、実はアインシュタインも相間だった.

だが、特にマックスウェル方程式の運動している物体についての非対称性の問題から出発して、問題を「時間の絶対的な性格についての公理、すなわち同時性の公理」に突き詰めていったアインシュタインは、理論物理学の出発点にある、解決できない「奇異な矛盾」の存在に気づいていたように見える。アインシュタインはそのパラドックスについて「運動している物体の電気力学について」のあの「注」をはじめ、いくつかの箇所で語っていた。その一つについてはすでに引用した。ここでは、彼の67才、その死の9年前の「自伝ノート」から引用することにしよう。
「まず、上のように特徴づけられる、この理論(特殊相対性理論)について一つの注意をする。この理論が、(四次元空間を別にして)二種類の物理的なもの、すなわち(一)測定棒と時計、(二)例えば電磁場や物質点などの他のすべてのものを導入するという事実は、奇異の感をいだかせる。これはある意味では矛盾している。厳密にいうと、測定棒と時計はあたかも理論的に自明なものとしてではなく、基本方程式の解(運動している原子の配位からなる対象物)として表されなければならないであろう。しかしながら、そもそもの始めから、理論の仮定が、そこから物理的事象の十分に完全な方程式を十分任意性のないように導くことができ、そこに測定棒と時計の理論を基礎づけるほどしっかりしてはいないのであるから、この手続きは正当である。座標の物理的解釈を(それ自身可能な何かを)一般にあきらめたくないならば、このような矛盾を許すほうがよいが──もちろん、理論の以後の研究において、それを取り除く必要はある。」(1946)。http://www1.odn.ne.jp/~cex38710/clock.htm

アインシュタインに影響を与えたマッハも、

ニュートンによる絶対時間、絶対空間などの基本概念には、形而上学的な要素が入り込んでいるとして批判した。この考え方はアインシュタインに大きな影響を与え、特殊相対性理論の構築への道を開いた。そしてマッハの原理を提唱した。このマッハの原理は、物体の慣性力は、全宇宙に存在する他の物質との相互作用によって生じる、とするものである。この原理は一般相対性理論の構築に貢献することになった。マッハは「皆さん、はたしてこの世に《絶対》などというのはあるのでしょうか?」と指摘したことがある。なお、マッハ自身は相対論に対しては、生涯否定的な立場をとった。https://ja.wikipedia.org/wiki/エルンスト・マッハ#業績


最後に.

宇宙は膨張していると聞いて物理を勉強し始めたのですが、勉強するほどに思ってた相対論とは違っています。

ひゃまは、電子工学とか基礎があり実験も開発できるのでそう思えたのだが、数学だけでやるとなかなかおかしなところに気づかないんじゃないかと思って、分かりやすく書いたつもりだが、どうだったでしょうか?

もう少し踏み込んだ論文を、アインシュタインの「運動する物体の電気力学について」に対抗して、書いていますので読んでみてください。

On the quantum dynamics of moving observers「運動する観測者の量子動力学について」

これで飯を食べようとかじゃなく、未来の子供たちにあの時代にはこんな変なこと考えてたのか?なんて笑われたくないのでやってます。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


三種の加速による光学的周波数偏移

2020-07-01 17:15:05 | 記事

幾つかの物理学の未解決問題の説明をしていたら、自分自身でも混乱してきたので、三種の加速別に分かりやすく纏めておく。

三神器.png
三神器.jpg: Unclemc
derivative work: PawełMM (talk) - 三神器.jpg, パブリック・ドメイン, リンクによる

地球フライバイ・アノマリー:

地球に双曲線軌道で接近したいくつかの太陽系探査機にみられる、計算と一致しない小さな速度変化の原因は何か?[1]

天文単位の永年増加:

天文単位系では惑星の動きが力学法則に従っているのに、レーダー観測では惑星は遠ざかっているというデータが得られており、メートルに対して天文単位が増加しているようにみえる。

この現象はどう説明するのか?[1]

離心率の増大:

月は潮汐摩擦によってゆっくり遠ざかっているが、同時に軌道が少しずつひしゃげていることがレーザー観測から判明している。

力学的モデルとは一致しないこの離心率のわずかな拡大の原因は何か?[1]

パイオニア・アノマリー (1980年–2012年):

太陽系外に脱出したことにより、パイオニア探査機の加速度が予測されたものとは逸脱していた[31][32]

これは、これまで考慮されてこなかった熱反跳力の結果であると考えられている[33][34]

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%A9%E7%90%86%E5%AD%A6%E3%81%AE%E6%9C%AA%E8%A7%A3%E6%B1%BA%E5%95%8F%E9%A1%8C

On the quantum dynamics of moving observers「運動する観測者の量子動力学について」

1、慣性力による加速.

説明したアプリケーション.

慣性力加速による地球フライバイ・アノマリー

 Or, Earth fly-by anomaly due to inertial acceleration

2、宇宙論的な加速.

物理学における運動(うんどう、: motion)とは、物体参照系との位置関係が変化することである。https://ja.wikipedia.org/wiki/運動_(物理学)

地球から遠い銀河ほど距離に比例して速い速度で我々から遠ざかっているという、現代宇宙論の基礎をなす法則。米国の天文学者E.ハッブルが1929年に発見。この法則の比例係数をハッブル定数またはハッブル・パラメータと呼ぶ。https://kotobank.jp/word/%E3%83%8F%E3%83%83%E3%83%96%E3%83%AB%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87-115251

説明したアプリケーション.

宇宙論的加速による天文単位の永年増加

   Or, Permanent increase in astronomical units due to cosmological acceleration

宇宙論的加速による月と地球の距離の増大

 Or, Increasing Moon-Earth Distance Due to Cosmological Acceleration

宇宙論的加速による月の離心率の増大

 Or, Increasing lunar eccentricity due to cosmological acceleration

3、重力による加速.

説明したアプリケーション.

重力加速による水星の近日点移動

 Or, Perihelion movement of Mercury due to gravitational acceleration

 

参考、

赤方偏移:

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E6%96%B9%E5%81%8F%E7%A7%BB

なぜなら、一般化座標を取り替えたときに、一般化速度一般化運動量の変換則はそれぞれ異なるからである。一般化速度の変換則は接ベクトルの変換則と同じであり、一般化運動量の変換則は余接ベクトルの変換則と同じである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/シンプレクティック幾何学

このマッハの原理は、物体の慣性力は、全宇宙に存在する他の物質との相互作用によって生じる、とするものである。この原理は一般相対性理論の構築に貢献することになった。マッハは「皆さん、はたしてこの世に《絶対》などというのはあるのでしょうか?」と指摘したことがある。なお、マッハ自身は相対論に対しては、生涯否定的な立場をとった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/エルンスト・マッハ

Shapiro Time Delay Animation

【衝撃】宇宙の常識覆す新理論がヤバい!「時間は“減速”している」宇宙はいずれ完全に静止する、複数の著名な物理学者が提唱!

   


宇宙論的加速による月の離心率の増大

2020-06-30 03:09:23 | 記事

前回、月間と宇宙膨張の関係で、宇宙膨張による経年の収縮により、月~地球間も2.75~3.8(cm/yr)の距離が伸びた関係を示したが、あれ?まだ未解決問題が残ってると思い。

地球フライバイ・アノマリー。
地球に双曲線軌道で接近したいくつかの太陽系探査機にみられる、計算と一致しない小さな速度変化の原因は何か?[1]
天文単位の永年増加。
天文単位系では惑星の動きが力学法則に従っているのに、レーダー観測では惑星は遠ざかっているというデータが得られており、メートルに対して天文単位が増加しているようにみえる。 この現象はどう説明するのか?[1]
月の離心率の増大。
月は潮汐摩擦によってゆっくり遠ざかっているが、同時に軌道が少しずつひしゃげていることがレーザー観測から判明している。 力学的モデルとは一致しないこの離心率のわずかな拡大の原因は何か?[1]https://ja.wikipedia.org/wiki/物理学の未解決問題

こんなに一遍に未解決問題片付けていいのか?って言われそうですが、月の離心率の増大やります。

Animation of Moon orbit around Earth - Polar view.gif
By Phoenix7777 - Own work
Data source: HORIZONS System, JPL, NASA, CC BY-SA 4.0, Link

改良された潮汐モデルを用いて行われたルナレーザーレンジ(LLR)技術を用いて収集された拡張データの新たな解析では、月の軌道の偏心度eの異常率e˙の問題を解決することができませんでした。これは、e˙=(5 ± 2) × 10-12 yr-1の大きさでまだ存在しています。いくつかの可能性のある宇宙論的説明は、宇宙膨張のポストニュートン効果と、宇宙スケール因子Sの相対加速度速度¨SS-1の遅い時間変化の観点から提案されていますが、どれも成功していません。数桁違いに小さい。https://arxiv.org/abs/1404.6537

要は、潮汐モデルでは、離心率の計算が合わなくなるらしい。

平均距離:385000 km.

平均軌道離心率:0.0549.

https://ja.wikipedia.org/wiki/月の軌道

まずは、地球~月間の距離が年2.75cm伸びたとして、

x=2.75e-2/3.85e+8*5.49e-2=3.931e-12.

つぎに、地球~月間の距離が年3.8cm伸びたとして、

y=3.8e-2/3.85e+8*5.49e-2=5.422e-12.

ケプラーの法則は万有引力の法則の関係は、

軌道長半径 (質量が同程度の場合は連星間距離)を a公転周期を P、主星の質量を M、伴星の質量を m万有引力定数を G とすれば、これらの関係は次のようになる。

宇宙論的減速により、地球(M)と月(m)の重力質量が減り、軌道長半径(a)が大きくなり離心率は増大する。

近年解決された問題.

パイオニア・アノマリー (1980年–2012年): 太陽系外に脱出したことにより、パイオニア探査機の加速度が予測されたものとは逸脱していた[31][32]。これは、これまで考慮されてこなかった熱反跳力の結果であると考えられている[33][34]https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%A9%E7%90%86%E5%AD%A6%E3%81%AE%E6%9C%AA%E8%A7%A3%E6%B1%BA%E5%95%8F%E9%A1%8C

本当はこれも未解決だったので、これも入れたら、4つだ。

 


宇宙論的加速による月と地球の距離の増大

2020-06-30 00:16:53 | 記事

前回、天文単位(AU)に経年変化をやってみて、太陽などの恒星へ直接距離を正確に求めるのは難しいなあと、

実際、観測による定義はもう諦めているらしい。

これに伴って天文単位の永年変化のような、従来ほとんど無視しうるほどのものであった影響が現実問題になりつつある。こうしたときに、太陽質量 Ms の値が天体の運動だけでなく「ものさし」であるべき天文単位にも影響するという定義はメリットに乏しく、天文単位の大きさをメートルに対して固定するといった定義の見直しが避けられないという声があがっていた[17]。これを受けて、国際天文学連合は2012年の新たな定義で、天文単位をメートルに対して固定した値として定めることとなった。これとともに、天文単位は観測によって決定される値ではなくなった。 https://ja.wikipedia.org/wiki/天文単位

ということで、月間距離の経年変化を日間と同じ原理での説明にチャレンジする。

Ancient distance and apparent size of the moon

The Moon currently moves away from us at a rate of 3.8cm/year (1.5"/yr). BUT this 'lunar retreat' rate has varied over the last 4.5 billion years. This is a rough idea of what it may have looked like. Causes of variation: (1) meteor impacts on Earth or Moon. (2) reconfiguration of landmasses with earthquakes that generate changes in the rotational axis of the Earth.

やり方は同じで、ハッブル定数を70(km/s/Mpc)とすると、1年で、

x=70e+3/3.085E+22*3600*24*365≒ 7.156E-09(m/yr/m).  (1)

これに月までの距離をかけると、

y=x*380,000,000=2.75 (cm/yr).  (2)

天文単位より、月までの距離はアポロ着陸ミラーがあり、直接的、近い、長年の蓄積データがあり、

月の距離を正確に計算するには、約2.5秒の往復時間に加えて、多くの要因を考慮する必要があります。これらの要因には、空での月の位置、地球と月の相対運動、地球の回転、月の自由度、極運動、天候、空気のさまざまな部分での光の速度、地球の大気中の伝播遅延、観測ステーションとその地殻運動と潮汐による運動、そして相対論的効果。[7]距離はさまざまな理由で絶えず変化しますが、地球の中心と月の中心との間の平均は385,000.6 km(239,228.3 mi)です。[8]

月は地球から遠ざかり、 3.8センチメートル/年。[9]この率は異常に高いと説明されています。[17]https://en.wikipedia.org/wiki/Lunar_Laser_Ranging_experiment

これも多くの原因がありそうだが、主にこの宇宙膨張における物体の収縮による距離の増加+潮汐力ってとこだろうか?

地球と月間も、宇宙膨張していると言ってよいようだ