ひゃまの飛んでもない光論





Hyama Natural Science Research Institute

新しいハッブル定数とパイオニアアノマリー

2019-09-19 22:12:32 | 記事

独マックス・プランク天体物理学研究所(Max Planck Institute for Astrophysics)などの研究者らは今回、宇宙の膨張率を測定する新たな手法を開発したと明らかにした。これにより測定したハッブル定数は82.4で、過去の推算値を上回っている。だが、今回の測定値に10パーセントの誤差があると論文は認めているが、これは測定値が74~90の範囲にあることを意味する。

https://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/宇宙の膨張率を新たに測定、謎解明に一歩前進/ar-AAHq3Wf

であれば、

パイオニア・アノマリーは、従来の理論で説明できない新しい現象を示している可能性があるだけに、幾人かの理論家がアノマリーに新たな物理的意味を見出そうとし、力や重力の理論の改変も含む新しい枠組みの理論や宇宙論に基づく解釈を用いて説明を行おうと試みている。 宇宙論との結びつきとして、単なる偶然か秘められた物理的意味があるのかはわらないものの、アンダーソンらはアノマリーとして測定されている加速度 aP = (8.74±1.33) × 10−10 m/s2 が、光速度cハッブル定数H0 の積 cH0 に近いことを指摘していた[24]。 しかし、aP = cH0 とした場合、ハッブル定数は H0 = 95±14 km/s/Mpc でなければならないが、その後WMAP衛星などによってハッブル定数の決定が進み、2010年現在ではH0 はこれより小さい 73 km/s/Mpc 程度となっている[25]

大きさの変動

2010年当時、アノマリーは 20 au の距離を越えて以降、10 % 程度の変動の範囲内でほぼ一定であったと考えられている。 もし原因が熱放射なら、一定の時定数をもつ崩壊熱の指数関数的減少に対応した減少がみられるはずであり、本当にそのような減少が起こっていなかったのかどうかが問題となる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/パイオニア・アノマリー

太陽方向への加速度8.74から熱放射分を差し引いて、一定に残った7.84の比を95km/s/Mpcに掛けると85km/s/Mpc程度になるから、十分新しいハッブル定数の誤差の範囲に入るではないのか?


「これまでのパイオニアアノマリーの説明は、探査機内部の発電器から生じた熱放射が探査機をプッシュバックさせたなど、探査機のメカニカルな機構面に原因あるとするものが多い。しかしこの説で説明できるのは減速分の15~20%で残りの80~85%分について説明が付かない」とKopeikinは述べる。

https://open.mixi.jp/user/3472200/diary/1939938630


ニュー・ホライズンズ探査機はパイオニアと同じくスピン制御を用いているため調べる話はどうなったんだろう?


 

 


ゼノンのパラドックスの矛盾

2019-09-15 15:36:07 | 記事

飛んでいる矢は止まっている[編集]

「もしどんなものもそれ自身と等しいものに対応しているときには常に静止しており、移動するものは今において常にそれ自身と等しいものに対応しているならば、移動する矢は動かない、とかれは言うのである。[12]

アリストテレスは続けて、「この議論は、時間が今から成ると仮定することから生ずる」と述べている。この言から、ゼノンも「時間が瞬間より成る」を前提としていると解される。瞬間においては矢は静止している。どの瞬間においてもそうである。という事は位置を変える瞬間はないのだから、矢は位置を変えることはなく、そこに静止したままである。ゼノンの意が単純にこうであったのかは確定的な事ではない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ゼノンのパラドックス

このパラドックスの解決は簡単である。

時間0では物の長さも速さも測れないが正解である。

これは自己言及のパラドックスからくる矛盾で、決まった大きさがあるという古典的な論理と、時間0では止まっているという組み合わせで生じるパラドックスである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/自己言及のパラドックス

アインシュタインの量子力学に批判、月は見ないとないのかも、経験則の積み上げであるのに、有ると決めつけているのも同じで、月は見たら有ったというのが正しい。

アインシュタインだけでなくニュートンも物の長さが決まっている=絶対時間、絶対空間の導入からはじまった。

つまりは、省かないといけない古典

座標時の概念の完全な説明は、固有時と時計の同期との関係から生じる。古典力学と古典的な時空間に固有の仮定の多くを取り除かなければならない

https://ja.wikipedia.org/wiki/座標時

 

 

 

 

 


運動は時間を消費する

2019-08-28 00:49:23 | 記事

スポーツみたいなタイトルになったが、

時間が遅れるというより、運動の本質は時間の消費

一方向へ運動エネルギーを加える古典的運動もあるが、

等方向に静止エネルギーを運動エネルギーに変えて

自由落下する運動が、膨張宇宙での運動

どちらにしても、全方向に長さが収縮し、位置関係や距離の変化がある

ことが運動の定義だ

d(wτ)2=d(cτ)2±dx2±dy2±dz2

このーは今から未来で、波動速度w2光速度c2 ー前進速度v2

この+は過去から今で、波動速度w2光速度c2 +後退速度v2

固有時τは、今の観測者の時間

 


時間の矢の起源

2019-08-24 01:31:16 | 記事

なぜ、時間は未来にしか進まないのか?

http://www.noexit.jp/tn/doc/jikan.html

 

ここに物理学の根本的な勘違いがある。

たとえば、何も記録してない生のテープに時間はあるだろうか?

まあ、テープはシーケンシャルに記録再生するデバイスなので、あるという人もいるだろうが

じゃあ、何も記録されてないランダムアクセスメモリに時間はあるだろうか?

単に記録した順に沿って再生したり、逆転しているだけで

記録した情報がなければ、時間の矢はない?

いや、それでも記録する流れはあるのだから、時間の矢はある?

でも、

この、あるないが量子論的重ね合わせの原理では、重要なのだと考える。

だから有るが故に、時間反転対称な粒子が記録され、その流れはそれにそって反転可能になる。

要は、非対称な世界では、時の矢と時間結晶が同時に生まれるというお話で、

時間結晶が対称性だからといって、時の矢を否定する考え方が既に古典の考え方で、

ある意味、嘘つきのパラドックスのような不完全性をもっている。

すなわち不可逆な熱力学は、可逆なニュートン力学や量子力学と、一見すると矛盾しているように見えてしまいます。

https://www.t.u-tokyo.ac.jp/shared/press/data/setnws_201709061614152431248138_195100.pdf

 

この同時生まれる完全性が真理であろう。

 

我々の研究では基底状態・平衡状態において「連続的時間
並進対称性」を「離散的時間並進対称性」へと自発的に破
る時間結晶の非存在性を議論しましたが、これで時間結晶
(時間並進対称性の自発的破れ)というアイディアが完全
に否定されてしまったわけではありません。

https://www.issp.u-tokyo.ac.jp/maincontents/docs/tayori56-3_Part4.pdf#search=%27%E6%99%82%E9%96%93%E7%B5%90%E6%99%B6+%E9%9D%9E%E5%B9%B3%E8%A1%A1%27

 

 

 

 


マクロな高速現象は相対論、ミクロな現象は量子論という行き詰まり

2019-08-18 15:31:15 | 記事

noまずはニュートン力学から

ニュートンの座標時は、物の長さが変化しないを前提として絶対時間を導入したと考える。

ただし湯川秀樹は、ニュートンは自然の空間や時間が本当は均一ではない、と睨んでいたからこそ、あえて自らの体系の中で仮想されている空間や時間を「絶対空間」や「絶対時間」と呼んだのだ、といったことを指摘している(出典:『湯川秀樹著作集』岩波書店)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/絶対時間と絶対空間


しかし、もしニュートンの座標時が近似であれば、物の長さも固有時と共に変化する(量子論的には、物には決まった大きさがない)。

光速度 = 物の長さ / 時計の進み方

これはミクロにおいて物の大きさと質量が不確定性にある関係というだけで、本質的に低速だから近似というものではない。

プランク定数 / 光速度 = ⊿慣性質量 x ⊿波長

また、進行方向にだけ収縮するというものでなく、そのような観測事例は一つもない。

場所や時代の違いによって、物の大きさや距離の等方向の変化が観測されているだけである。

ハッブルの法則、宇宙背景放射・・・

したがって、古典のままガリレイ変換をローレンツ変換で座標変換するというのは、袋小路に行き詰るだけである。

実はうまくいかない理由はある程度わかっています。これは質量を持つ物体の「大きさ」が一般相対論と量子力学で反対の振舞いをすることに関係しています。一般相対論によるとブラックホールの大きさは質量に比例します。一方,量子力学によると物体は波のように振舞い,その波長はその物体の質量に反比例します。つまり,物体の大きさの目安となる長さは,重力では質量に比例し,量子論では質量に反比例する,という具合に完全に反対になっていて,これが重力と量子論を一緒に考えることが難しい原因なのです。

https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/science/quest/sp/research/---1.php

 

ミクロにおいてもマクロにおいても、量子論的相対性を原理とすれば、行き詰らないで融合するのである。

そのためには「ニュートン力学の何が近似であったのか?」しっかり見極める必要がある。

そのどれもが大きさのある時計を大きさのない座標点として扱う「矛盾」を持っているが、時間と空間を分けて伸縮させないニュートン力学では特に問題にならなかった。 この「矛盾」を相対論のように問題先送りして時空を一体に伸縮させた場合、どこかに特異点が生じ理論が破綻する。

https://blog.goo.ne.jp/s_hyama/e/9f92b7bc5cf7e4ad4fd1ce6f7a008a87

 

要はローレンツ変換する前の座標の成り立ちに問題あるのに、ローレンツ変換を満たす原理に行っちゃうと袋小路に行き詰ってるのが、現代物理学というお話でした。

https://ja.wikipedia.org/wiki/現代物理学