SACHILOG

美しい風景を中心に、陶芸、旅、美味しいものなどの記録です。

お燈まつり

2010-02-15 23:30:23 | ___国内_近畿
今回の旅の目的は、神倉神社のお燈まつりを観ることでした。

この日一日、女性は入山禁止かと思っていましたら、地元のIさんが、朝は上れるよとのことでしたので、上ってみました。

鳥居をくぐってから、いきなり、振り返ったときに下が見えないほど急な石段。538段もあるそうです。
夜になってから、ここを松明を持った上り子さんたちが駆け下りてくるわけですが、明るくてもかなりおそるおそるな感じなのに、暗い中走って下りるなんて、一般人には到底できないことだと思いました。

火事にならないよう、消防署の方が木々に放水していました。


山頂には、熊野の神々が降臨したといわれるごとびき岩。

目の前まで行けて、うれしい!
こんなに大きい岩が山頂にあるというのは、やはり不思議。
なにか特別なものがある気配を感じました。

浜で行われていた禊も見ました。

寒そうです!

その後、他の神社も巡りましたが、町の中には、白装束に荒縄を巻いた男の人があちらこちらに。
だんだんお祭りの雰囲気が盛り上がってきました。


これは、みなさんが担いで歩いていた松明。

このヒラヒラのところは、木を削ったものだそうで、良い香りがしました。
ヒラヒラを外して、木の部分にご神火をつけるようです。

早めに夕食を終えて、神倉神社が見えるビルの屋上に上がって、遠くから見物しました。

離れていても、山に上がった人たちの松明の灯りが見えて(あの狭いところで、約2000人が押し合いへしあいをしていたそうです。)、ワーワー声が聞こえてきましたが、山頂の門が開く夜8時になると、その声が、ワー!と一段と大きくなり、火がものすごい勢いで右の方に流れていくのが見えました。
先頭の人は、あの急な階段を飛ぶように、1分半程で駆け下りるのだそうです。

先頭の火が駆け下りるのを見届けた後、鳥居前まで行ってみました。

この頃下りてくる人たちは、ゆっくりペースでしたが、松明を持って、たくさんの人たちがワッショイ、ワッショイと降りてきていました。
同じ日本でも、ここには別世界があるという感じ。
なんだかみなさん男らしくてしびれましたし、小さい男の子も大人と同じ衣装を着て松明を持ってお祭りに参加していたり、このために帰ってきたという人がいたり、こうやってお祭りが守られているって素晴らしいことだなと思いました。

こんなお祭りを良いところで見せてくださって、師匠やみなさんに本当に感謝でした!


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2 コメント

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すごいです (ikd)
2010-02-17 23:16:09
近くで見たらもっとすごい迫力なんでしょうね。
なんか昔からあるお祭りって、異世界な感じしますよね。

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ほんとに! (sachi)
2010-02-19 00:32:19
ikdさま
ここはどこだ?みたいな感覚だったよ。
火を持って下りてくる姿は、本当は山の上でみたら、もっとすっごい迫力なんだろうね!
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