惠子が、倒れたァ!! くやしい! くそっ!

果たして、この先どうなるのか。そのドキュメント。

ろれつが回らない。歩けない。脳梗塞---ケイコが壊れた。

2014-01-24 22:42:00 | ケイ子、倒れる。

1月17日金曜日

誕生日の昨夜は深夜に2割引の寿司パックを買ってきた。半額でないのが不満。
一緒に翌日の昼飯用に半額のおにぎりを三個と500mの缶ビールをワンカートン買った。
これが私の66回目のバースディケーキである。

昨夜は風呂を沸かす気もない。着の身着のままで布団に入る。
いつものようにが朝4時半に目が覚め、テレビをつけてうつらうつら。

風呂に入らずシャワーも使わず、いつも通り7時24分のバスに一人乗る。
7時45分に事務所に着く。ドア開けても誰もいない。

日差しが元気よく燦々と入っている。残酷な風景。一人では全く口を開かない。
どうするんだ。この先。暗澹たる気持ちのみが120%。真っ黒に私を覆う。
脳梗塞との診断。呂律が回らない。ふらついてまったく歩けない。

ケイ子が壊れた!!!

本人が一番イライラしている。ケイ子は19日の日曜日には退院。家に帰る。
陵太郎を呼べ。と再三、声を荒げる。


誕生日に併せ15日の深夜から後生掛温泉に行き、
4日間楽しく過ごし20日の早朝に帰ってくる予定が吹っ飛んだ。
そして人生最大の危機が襲ってきた。

後生掛温泉


12日午後、知人夫婦が事務所に来た。ワインを飲む。恵子が酔った。
飲み過ぎかと思った。足下がおぼつかない。私に捕まりながら歩く。口調も気になる。
まあ、酔いが覚めればと思う。翌13日、祭日の月曜日は私が一人が事務所へ。
ジャスコで待ち合わせしてマヨネーズなどを買ってもどる。

夜とんかつ。14日火曜日、後生掛温泉に持って行く大型バックを持って朝9時頃二人で事務所へ。
12時頃体調悪いから帰って寝るとケイコ、退社。川村氏来社。

翌15日、朝7時20分のバスで一人オフィスへ。。だんだん悪くなるとの電話で家に飛んで帰る。
10時頃に救急車呼ぶ。

後生掛温泉のオンドルの上で寝そべっているはずが、病院のベッドに拷問のように縛り付けられている。
トイレに行くな。ベッドでやれ。点滴のチューブが二本。なんたることか。
いつも活発溌剌。アグレッシブ。美人で負けず嫌い。プライドの高いケイコ。可哀想。残酷。


今後は私に甘えるな。頼るな。
あなたがすべてやれ、と私に命令する。



16日は私の誕生日。昨日、ケイ子が入院した。

2014-01-24 21:29:29 | ケイ子、倒れる。



1月16日は私の66回目の誕生日。
祝ってくれるはずのケイ子がいない。

昨日、救急車で入院した。

二三日前から体調の悪いケイ子を寝かしたまま、朝、一人事務所にいた。そこに携帯電話。

「だんだん悪くなる」。ろれつの回らないその声を聞いて、ぞーっとした。背筋か寒くなった。

頭が真っ白になった。そしておろおろした。どうしょうか。こまったなあ。医者に行くか。

ちょっと待て陵太郎に相談する。などと口走る。

この状況から逃げ出したかった。
救急車を呼んだらと仕事中の陵太郎。そうか。そうだ。


すぐ帰るとケイ子に電話。コートを着て飛びだす。


ベッドに抜けがらのようにぼんやり腰掛けていた。

病院嫌い医者の嫌いの恵子を説得口論しながら119を押したが通じない。

ふと、足をすりむいただけで救急車を呼ぶ。タクシー変わりに呼ぶ。
そんなTVの番組を思い出す。
この場合はどうか。ネットで調べる。そして電話相談。
即座に119番に電話しなさい。
携帯で掛けたが繋がらなかった。
携帯からはだめなのでは?
繋がりますよ。再度挑戦。送信ボタンを押してなかったのか。と気づく。



隊員3人は手慣れていた。タンカーに乗せられて救急車に。
着いた先が済生会病院。CTスキャン、MRIと検査がつづく。

「今日は何の日か知っているか」「えっ?」「16日 、誕生日」。

ベットに力なくグッタリ横になっている恵子が手を伸ばしてきた。

その手を握ると「おめでとう」ニコッと笑顔をくれた。

これが66回目の誕生プレゼントである。

暗澹たる気持ち。
ビール一本飲んでクィーンサイズのヘッドへ。一人寝る。