東日本大震災の救援活動「オペレーション・トモダチ(トモダチ作戦)」に当たる在日米軍で、「友」と日本語で刺繍(ししゅう)されたワッペンをジャケットにつける隊員が増えている。ワッペンは、米海軍関係者と長年親交のあった日本人が救援活動に感銘を受けて製作し、「日米の架け橋になれば」と無償で提供したものだった。(大竹直樹)
「トモダチ作戦という名前を聞いて涙が止まらなくなった。お礼の気持ちからワッペンを作ろうと、手がすぐに動いた」。
原価は1枚約400円だが、1枚1ドルで9千枚を提供することにしたという。
「友」ワッペンが報道されると、「ぜひほしい」という、一般からの問い合わせが相次いだため、1枚千円でチャリティー販売することも始めた。製作コストなどを除いた利益の全額を東日本大震災の義援金として寄付するという。
ワッペンには「Don’t give up!」という英文も添えられている。雨宮さんは「部隊の結束力を高める効果が期待されるなど、ワッペンの力は大きい。日本人の気持ちを理解してもらい、救援活動に尽力してほしい」と話している。
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