東京五輪、閉幕=コロナ禍で異例の開催-次回24年はパリ〔五輪〕(時事通信)
◆第32回夏季オリンピック東京大会は8日夜、東京・国立競技場で閉会式が行われ、閉幕した 新型コロナウイルスの影響で史上初めて1年延期された大会 東京都で1日当たりの新規感染者が最多の5000人を超えた日もあり、各地で感染が急拡大する中で17日間の会期が終了した
◆3年後の次回24年五輪は、100年ぶりの開催となるフランスのパリで 閉会式では、次回開催都市にオリンピック旗を引き継ぐ「フラッグ・ハンドオーバー・セレモニー」が行われ、小池百合子東京都知事から国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長へ、そしてパリのアンヌ・イダルゴ市長に手渡された
コロナ禍の東京五輪閉幕=日本、メダル58個-リオ上回り最多〔五輪〕(時事通信)
◆東京五輪は8日、無観客の国立競技場で閉会式が行われた。新型コロナウイルス禍の中、17日間にわたって繰り広げられた熱戦に幕を下ろした 1964年東京五輪の行進曲「オリンピック・マーチ」に合わせ、日の丸を掲げ堂々と行進した
◆日本は今大会、史上最多の27個の金メダルを獲得。14個の銀、17個の銅を合わせたメダル総数58個も前回リオデジャネイロ大会の41個を上回って最多となった 金メダル数は米国、中国に次いで3位、総数は5位だった
バッハ氏「五輪開催正しかった」 閉幕に合わせ(共同通信)◆国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は8日、東京都内でIOC総会に出席し、新型コロナウイルス禍の中で閉幕日を迎えた東京五輪について「われわれは成功裏な大会を経験した。正しいタイミングに開催されたと自信を持って言える」と述べた
JOC山下会長「心より感謝」 東京五輪〔五輪〕(時事通信)◆日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は8日、東京五輪の閉幕に寄せて「大会組織委員会をはじめとする関係者、医療従事者、ボランティア、選手を応援してくださった皆さまに心より感謝申し上げます」との談話を出した (時事ドットコム)
「100%の成功ではない」 橋本会長が大会総括〔五輪〕(時事通信)
◆東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は8日、五輪閉会式を前にメインプレスセンターで記者会見を開いて、17日間の大会を総括し、「全体として大きな問題が起きることなく閉幕を迎えられた。安心、安全を確保しながらやるのは非常に難しかった。全てが完全だったわけではなく、たくさんの課題があった」と述べた
◆橋本会長は大会の評価を問われ、まだパラリンピックがあるとした上で「現段階で100%成功したかというと、そうではない」と答えた (時事ドットコム)
福井団長「誇りに思う」=日本選手団が総括会見〔五輪〕(時事通信)◆東京五輪日本選手団の福井烈団長は8日、大会を振り返る総括会見を開き、日本選手の活躍について「選手にはルールを守ってベストを尽くしていただいた。頼もしいし、誇りに思う。アスリートの真摯(しんし)に戦う姿が、皆さんの心を熱くしたと信じている」と述べた
梶原、オムニアム銀 日本女子自転車で初メダル〔五輪・自転車〕(時事通信)🚴🥈
◆自転車は競技最終日の8日、トラック種目が行われ、女子オムニアムで梶原悠未(筑波大大学院)が銀メダルを獲得した 自転車では2008年北京大会男子ケイリン銅の永井清史以来、日本勢3大会ぶりの表彰台で、女子では初めて
◆男子ケイリンの脇本雄太(日本競輪選手会)は準決勝で敗れた後、7~11位決定戦を制して7位だった 新田祐大(同)は準々決勝で敗退 (時事ドットコム)
日本は銀、米国に屈す バスケット女子〔五輪・バスケットボール〕(時事通信)🏀🥈◆バスケットボールは8日、女子の決勝が行われ、日本は米国に75-90で敗れ、銀メダルだった 男女を通じて日本バスケット界初のメダル獲得 米国は7連覇を果たした (時事ドットコム)
フランス、初の金メダル ハンドボール女子〔五輪・ハンドボール〕(時事通信)🤾🏻♀️◆ハンドボールは8日、女子決勝が行われ、フランスがロシア・オリンピック委員会(ROC)を30-25で破り、初の金メダルを獲得した 3位決定戦はノルウェーがスウェーデンを36-19で下し、2大会連続の銅メダル (時事ドットコム)
セルビアが2連覇=男子水球〔五輪・水球〕(時事通信)🤽🏻♂️◆水球は8日、男子決勝が行われ、セルビアがギリシャを13-10で下し、2連覇を遂げた 第3クオーターまで1点リードと競り合ったが、最終第4クオーターに突き放した 3位決定戦はハンガリーがスペインに9-5で勝った
Sヘビー級はジャロロフが金=ボクシング〔五輪・ボクシング〕(時事通信)🥊
◆ボクシングは8日、男女計4階級の決勝が行われ、男子スーパーヘビー級はバホディル・ジャロロフ(ウズベキスタン)が判定勝ちし、金メダルを獲得した 同ライト級はアンディ・クルス(キューバ)が判定勝ち 女子のミドル級はローレン・プライス(英国)、ライト級はケリーアン・ハリントン(アイルランド)がともに判定勝ちした
米国、初の金メダル バレーボール女子〔五輪・バレーボール〕(時事通信)🏐◆バレーボールは8日、女子決勝が行われ、米国がブラジルに3-0で快勝し、初の金メダルに輝いた 3位決定戦はセルビアが韓国をストレートで下し、2大会連続の表彰台 (時事ドットコム)
新体操、日本は8位〔五輪・新体操〕(時事通信)◆新体操は8日、団体総合の決勝が行われ、日本は2種目合計72.500点で8位に終わり、初めてのメダル獲得はならなかった ブルガリアが2種目合計92.100点で初優勝 2位はロシア・オリンピック委員会(ROC)、3位はイタリアだった (時事ドットコム)
新体操の山崎強化本部長、退任の意向〔五輪・新体操〕(時事通信)◆新体操日本代表を率いる山崎浩子強化本部長(61)が8日、東京五輪を最後に退任する意向を示した 同日行われた団体総合決勝の競技後、「五輪までということでやってきた。終わることは決まっていたこと」と話した (時事ドットコム)
大迫6位、キプチョゲ連覇 男子マラソン〔五輪・陸上〕(時事通信)🏃
◆陸上は8日、男子マラソンが行われ、現役最後のレースとしている大迫傑(ナイキ)がトップから2分3秒遅れの2時間10分41秒で6位に入った
◆世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ(ケニア)が30キロすぎから抜け出し、2時間8分38秒で優勝し、アベベ・ビキラ(エチオピア)、ワルデマール・チェルピンスキー(旧東ドイツ)に続いて史上3人目となる五輪2連覇を遂げた 中村匠吾(富士通)が2時間22分23秒で62位、服部勇馬(トヨタ自動車)は2時間30分8秒で73位だった (時事ドットコム)
26人がコロナ陽性 7月1日以降、計430人-五輪組織委〔五輪〕(時事通信)
◆東京五輪・パラリンピック組織委員会は8日、大会IDカードを持つ26人の新型コロナウイルス陽性を新たに確認したと発表した。大会のコロナ対策規則集プレーブックの第3版が適用された7月1日以降、組織委が発表した陽性確認は合計430人となった 内訳は大会関係者と組織委職員が各1人、業務委託スタッフ16人、報道関係者5人、ボランティア3人 (時事ドットコム)
バーレーン選手を資格停止〔五輪・陸上〕(時事通信)◆東京五輪でドーピング検査に取り組む国際検査機関(ITA)は8日、陸上男子1500メートルで予選落ちしたサディク・ミフ(バーレーン)に暫定的な資格停止処分を科したと発表した 競技前日の2日に行った抜き打ち検査で、同種血輸血による血液ドーピングが発覚した (時事ドットコム)
会場で旭日旗禁止とIOC判断 大韓体育会が協議結果を公表(共同通信)◆韓国のオリンピック委員会を兼ねる大韓体育会は8日の記者会見で、五輪会場での旭日旗使用について国際オリンピック委員会(IOC)と協議した結果「政治的な宣伝活動を禁じる五輪憲章50条を旭日旗にも適用するとの決定を書面で受け取った」と明らかにした
橋本会長、菅首相、小池都知事に金章 IOCから五輪オーダー〔五輪〕(時事通信)◆国際オリンピック委員会(IOC)は8日、東京都内で総会を開き、五輪運動の普及と発展への貢献をたたえる功労章「五輪オーダー」の金章を東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長、菅義偉首相、小池百合子東京都知事にそれぞれ授与することを決めた (時事ドットコム)
女子マラソン時間変更、「正しかった」 世界陸連会長〔五輪・陸上〕(時事通信)
◆世界陸連のセバスチャン・コー会長は8日、東京都内で記者会見し、東京五輪の女子マラソンの開始時間をレース前日に変更したことについて、「正しい判断だった」と話した
◆マラソンと競歩は猛暑の影響を考慮し、2019年11月に札幌開催が決定 しかし、7日の女子マラソンは暑さへの懸念が残り、6日夜に午前7時の開始時間を1時間前倒しした
◆コー氏は厳しい状況だったことを認め、「今後われわれが直面する課題の一つ。過酷な気候条件で持久系の種目を実施するための対策を、どこに行ってもすることになるだろう」と語った (時事ドットコム)
空手の五輪復活に自信=「グローバル示した」-世界連盟会長〔五輪・空手〕(時事通信)
◆東京五輪で初めて実施された空手が7日に全日程を終え、世界連盟のアントニオ・エスピノス会長らが8日、都内で記者会見に臨んだ 同会長は3日間の競技を振り返って「空手がどういったものかを見せることができた。非常に良い反響がある」と語った
◆エスピノス会長は「空手のグローバルな側面を見せられた。五輪の恒久的な競技として参加できる資格がある」と強調 3年後のパリ五輪では実施競技から外れたが、同会長は「9月には視聴率などの数字が出てくる。その結果を基にどのような価値を提供できたかが分かり、国際オリンピック委員会(IOC)も真剣に捉えてくれる」と述べ、復活に自信を示した
閉会式旗手は喜友名 日本選手団〔五輪〕(時事通信)◆東京五輪・パラリンピック組織委員会は8日、国立競技場で行われる東京五輪の閉会式で、空手男子形で金メダルを獲得した喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が日本選手団の旗手を務めると発表した (時事ドットコム)
選手ら出国ラッシュ始まる 五輪最終日-成田・羽田空港〔五輪〕(時事通信)◆東京五輪最終日の8日、成田、羽田両空港で各国・地域の選手や関係者の出国ラッシュが始まった 10日まで続く見通し (時事ドットコム)
稲葉監督「選手たちと約束」 悲願の金から一夜明け-野球〔五輪・野球〕(時事通信)
◆東京五輪で金メダルを獲得した野球日本代表が決勝の米国戦から一夜明けた8日、東京都内で記者会見し、稲葉篤紀監督は「選手たちと結束し、金メダルが取れたことを大変うれしく思う。素晴らしい選手と野球がやれて幸せ」と喜びを語った
◆坂本勇人内野手(巨人)や山田哲人内野手(ヤクルト)は「ホッとしている」と述べ、大会中に背負っていた重圧も感じさせた (時事ドットコム)
乙黒拓、激闘振り返る 須崎「さらなる高みを」-レスリング〔五輪・レスリング〕(時事通信)
◆東京五輪のレスリングで金メダルを獲得した男子フリースタイル65キロ級の乙黒拓斗(自衛隊)、女子50キロ級の須崎優衣(早大)らが一夜明けた8日、東京都内で記者会見に臨んだ
◆乙黒拓が「一晩たって、夢を実現できたと少しずつ実感が湧いている」と、決勝で残り30秒からの逆転勝利などの激闘を振り返れば、全試合テクニカルフォール勝ちで、相手に1点も与えなかった須崎は「金メダルを取った瞬間に、もっと強くなって、さらなる高みを目指したいと思った」と五輪連覇へ意欲を示した
◆空手の男子組手75キロ超級の荒賀龍太郎(荒賀道場)は、組手で日本勢唯一のメダルとなる銅を手にした 30歳は、次回の2024年パリ大会で実施競技から外れる空手の五輪競技復活を願い、「金を取れる選手を育てていけたらいい」と述べた (時事ドットコム)