LeLeのこと

食べます。弾きます。

紙舟

2014-08-02 | 化学

 

 

コーヒーのフィルターを用意し、

ブイ字型に切ります。

 

これを水を張った洗面器に浮かべて、

切り込みの部分に中性洗剤を垂らしましょう。

 

水面を進む進む

洗剤の分子が、水の表面を覆うと、表面張力が落ちます。

 

それによって、紙をせき止めていた作用も外れて、

紙が自由に動くようになったのでしょう

 

画像下半分のきのこのように見えるものが洗剤です。

丸いのは、水になじむ部分(だから水面の方を向いています)、

長いのは水になじまない部分です。

 

 


手のひらのヒンヤリ

2014-08-01 | 化学

 

手のひらに、自分だけのヒンヤリを宿らせてみませんか?

重曹、クエン酸を手のひらにとって、そこに水を垂らして混ぜます。

 

すると、ヒンヤリ 

 

重曹とクエン酸の中和反応によって、二酸化炭素が発生します。

この中和反応、は発熱反応ですが(反応すると物質が熱を出す)

二酸化炭素は発生時に、熱を吸収する作用があるから、

ヒンヤリと感じるようです。

C6H8O7+3NaHCO3 → Na3(C6H5O7)+3H2O+3CO2


重曹もクエン酸も、弱アルカリ、弱酸性、なので、

比較的安心してご使用いただけます(o^_^)b


炎の筆跡

2014-07-30 | 化学

 

 

 

 

これは、紙に火を近づけると、

そこから文字が浮かび上がるという不思議な実験。

 

煙草の灰を集め(200cc)、それを白っぽくなるまで炒めます。

そこに50ccの水を加え、冷ましておきます。

覚めたらコーヒーフィルターで透明になるまで濾して、

その液を、半量程度になるまで煮詰めましょう。

 

これで、炎のインクは完成です。

そのインクで、紙に文字をかき、線香の火を近づけると、どうでしょう…

筆跡の部分だけ、燃えて、文字の形に抜け落ちていきます

 

原因は、灰に含まれる炭酸カリウム(K2CO3)です。

 

物を燃え易くする作用があり、

それによってインクを付けた部分が、率先して(?)燃焼したのでしょうね(o^_^)b!!


たまごを透かす

2014-07-29 | 化学

 

 

 

 

たまごを透かしましょう。

卵を酢漬けにします。

酢に入れると、卵の表面からたくさん泡が出てきます

泡はなるべくこまめに取り除き、

泡が出なくなったら酢は取り替えましょう。

 

一日くらい放っておけばよいでしょうか。。

 

酢から取り出して卵を水洗いすると、殻がなくなって、

ぷにぷにとした感触のスケルトン卵があらわれます。

 

 卵の殻の成分、炭酸カルシウムは酸(お酢もそうです)でとけます。

中和反応のことです。

化学式は以下の通り

CaCO3 + 2CH3COOH → CO2 + H2O + (CH3COO)2Ca

最後の化学式が何やらいかついですね。

 

実は、この反応が海上でもおこっている、

ということも付け加えておきましょう。

ドライアイス物語(下)

 


野菜で宇宙へ

2014-07-28 | 化学

 

ペットボトルロケットを作る際に、

入浴剤を使う方は多いと思います。

入浴剤は、自分で作るのは難しいですし、

入浴剤工場が動かなくなったときに、そのロケットは飛ばなくなります。

 

 

そこで、代替案

野菜燃料でとばすというのはいかがでしょうか??

 

野菜をすりおろして、本来入浴剤を入れるべきところに入れ、

そこに過酸化水素を加えます。

たちまち泡がぶくぶく、ロケットは飛んでいくでしょう。

 

原理は以下のとおりです。

野菜に含まれる酵素(高分子のたんぱく質)は、

過酸化水素水(H2O2)を水と酸素に分解します。

2H2O2 → 2H2O + O2

酸素が発生すると、その圧力でロケットは飛んでいきます。

 

ちなみに一番よく飛ぶのは、レバーでしょうね)^o.(

野菜ではなくてすみません。