多摩コミュニティビジネスシンポジウム2013に行って来ました。
今年の基調講演は、カンブリア宮殿に出演し、
ローマ法王に米を食べさせた男で超有名なスーパー公務員、
高野誠鮮さんでした。
石川県羽咋市神子原地区を再生させたストーリーは
とても面白かったです。
お寺の住職をやりながら公務員をやっているだけで
すごい珍しいのですが、もっとすごいことを実現しちゃったというストーリーです。
勉強になった点は多々あるのですが、
ポイントのみメモしておきます。
「公務員」は3パターンいる
1,いてもいなくてもいい公務員
2,いては困る公務員
3,なくてはならない公務員
割合については、高野さんの感覚では、
1、=2割
2,=6割
3,=2割
なるほど~
これって今の大企業にも当てはまるとおもいました。
大企業の場合、「2」がもっと多い気がしますが(感覚)。
出世した人ほど「2」が多い傾向があるので、この状況を打破し、
成功させた高野さんの謎は解明したいと思いました。
ぶれない戦略が大事、「神子原地区再生の戦略」
1,メディア戦略
徹底的にメディアに取り上げられることで、
行政が本気で動いていると人の心を変えていった
2,ブランド戦略
枯れない米を直売で売る。品質の悪いものはJA逝き(笑)
ローマ法王、ブッシュ大統領、天皇陛下、首相などへ献上、
価格釣り上げに成功した
3,交流戦略
農家カフェ(年収1500万円くらいの農家も出てきた)
国税調査も数回入っているらしい。
烏帽子親農家制度(学生や外国人を宿泊させるプロジェクト)
完璧な戦略と完璧な戦術までは考えられるけど、
実際に実行できるケースはほとんどないですよね。
高野さんという切れ者クセ者の存在がいたから成功したのですが、
1人の力で変えていく行動力にはやる気をもらいました。
高野さんのお話しだと、これで終わりではなくて
日本を変えていく1つの動きをこれからやっていくそうです。
楽しみです。
本も書かれているので、今度、買ってみようと思います。
「変化のための「軋轢」を恐れるな!」
以下、参考資料。
◆多摩コミュニティビジネスシンポジウム2013
高野誠鮮さんの基調講演資料に近いもの見つけました
http://www.mlit.go.jp/common/000148780.pdf
◆2012/11/15のカンブリア宮殿 動画 「高野 誠鮮さん」
http://www.youtube.com/watch?v=u6Ppgi1mCHI
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20121115.html
◆その他、高野さんの講演などの資料
北海道
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/nss/grp/21takanoshi.pdf
富山県
http://www.pref.toyama.jp/cms_pfile/00009170/00319730.pdf